内容説明
佐藤政権から田中・竹下派支配時代を経て、小泉政権の登場と混乱までを俎上にあげ、馴染みの政治的事件を古典の名句から明快に解読。読者は自然に古典の森へ足を踏み込むことになる。
目次
第1章 どこへ行く小泉改革
第2章 大派閥の盛衰
第3章 政界再編のドラマ
第4章 見えない針路
第5章 民主主義成熟への展望
第6章 革命とテロリズム
著者等紹介
野上浩太郎[ノガミコウタロウ]
1938(昭和13)年、神戸市生まれ。62年、東京都立大学法経学部法学科卒業。共同通信社入社。政治部、外信部、ワシントン支局を経て、政治部長、岡山支局長、論説委員、論説委員室長を歴任する。98年、定年退社。現在、駒沢大学専門委員(論作文指導)、共同通信客員論説委員
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感想・レビュー
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5
図書館本。主にマキャベリ、アリストテレス、プラトン、マックス・ウェーバー、トクヴィルの大著を片手に日本の政治家を顧みるという内容。残念ながら紹介されている本がことごとく未読だったのでそのうち読まないとなぁと思う。本編で面白かったのは90年代日本政治史の政治家たちのやりとりや逸話について著者が踏み込んだ話をしているところか。日本政治についてのテキストは面白く読めたが、ロシア革命からみた政治について述べられている第六章は蛇足のように感じた。ここでも小沢一郎と小泉純一郎は結構disられていて興味がわきます。2023/07/24
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