出版社内容情報
近年、日本政治においても、「右」と「左」ではなく、「保守」と「リベラル」という対立図式が語られることが多くなった。しかし、混乱した言論状況のなか、保守とは何か、あるいはリベラルとは何か、という共通理解があるとは言えない。本書は、欧米の政治思想史を参照しつつ、近現代の日本に保守とリベラル、それぞれの系譜を辿り、読み解く試みである。福沢諭吉、伊藤博文以来の知的営為を未来につなげ、真の「自由」を考える。
内容説明
近年、日本政治においても、「右」と「左」ではなく、「保守」と「リベラル」という対立図式が語られることが多くなった。しかし、混乱した言論状況なのか、保守とは何か、あるいはリベラルとは何か、という共通理解があるとは言えない。本書は、欧米の政治思想史を参照しつつ、近現代の日本に保守とリベラル、それぞれの系譜を辿り、読み解く試みである。福沢諭吉、伊藤博文以来の知的営為を未来につなげ、真の「自由」を考える。
目次
序章 あいまいな日本の保守とリベラル
第1章 日本の保守主義
第2章 日本のリベラリズム
第3章 二一世紀の福沢諭吉
第4章 福田恆存と保守思想
第5章 丸山眞男における三つの主体像
第6章 一九七五年―日本における成熟社会論の知的起源
第7章 一九七九/一九八〇年―日本の戦後保守主義の転換点
終章 日本の「保守」と「リベラル」の現在と未来
著者等紹介
宇野重規[ウノシゲキ]
東京大学社会科学研究所教授。1967年東京都生まれ。東京大学法学部卒業、同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。千葉大学法経学部助教授などを経て、2011年より現職。著書に『政治哲学へ』(東京大学出版会、渋沢・クローデル賞LVJ特別賞)、『トクヴィル平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、サントリー学芸賞)、『“私”時代のデモクラシー』(岩波新書)、『民主主義のつくり方』(筑摩選書)、『保守主義とは何か』(中公新書)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書、石橋湛山賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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