出版社内容情報
アメリカと中国の対立は世界をどう変えるのか。中国の台頭は新たな戦争を招くのか。
経済発展と民主化が同時に進行しない中国・ロシアを「ポストモダンの『近代』」という視点で捉え、今後の世界情勢を見通し、そのなかでの日本の指針を指し示す。
内容説明
「新しい中世」の提唱から二〇年余、国家の相対的地位の低下、さまざまな主体間の関係の複雑化、行使されるパワーの多様化はさらに進んだ。9・11事件、イラク戦争、リーマン・ショック、中国の台頭、トランプ政権の成立…。混沌の度合いを強める世界はどこへ向かうのか。米中の覇権競争は戦争を呼び起こすのか。気候変動や貧困問題までを包括する巨視的な枠組みと個々の事象への洞察が、今後の世界と日本の指針を示す。
目次
序 ポストモダンの「近代」
1(冷戦後の世界システムの展開)
2(9・11後の国際政治―そして世界は元に戻った;権力移行の理論と中国の台頭)
3(「インド太平洋」の時代;非軍事のパワー;サミット外交;トランプと世界;人類の課題;覇権競争)
著者等紹介
田中明彦[タナカアキヒコ]
1954年埼玉県生まれ。東京大学教養学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了(Ph.D.政治学)。東京大学東洋文化研究所教授、東京大学副学長、独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長などを経て、政策研究大学院大学学長。著書に『新しい「中世」―21世紀の世界システム』(サントリー学芸賞)、『ワード・ポリティクス―グローバリゼーションの中の日本外交』(読売・吉野作造賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ikeikeikea
Tatsuhiko
お抹茶
RKG
Krupp
-
- 電子書籍
- 魔力0で追放されましたが、大精霊と契約…
-
- 和書
- 刑罰の歴史