出版社内容情報
人間は、つねに疑念を抱く生き物である。
錯覚や幻覚、虚偽(フェイク)や真実(トゥルース)、善や悪、陰謀論とどう付き合い、向き合うか。
ヒントは古来、思想家たちが探究してきた懐疑=判断保留の哲学にある。
古代ギリシアで興った懐疑論は、ルネサンス期に再発見され、近代にデカルトやヒュームらが展開し、ウィトゲンシュタイン以降、新しく花開く。
2500年の軌跡から人間の思考の落とし穴を知り、心の平安にいたるための手引書。
【目次】
内容説明
人間は、つねに疑念を抱く生き物である。錯覚や幻覚、虚偽や真実、善や悪、陰謀論とどう付き合い、向き合うか。ヒントは古来、思想家たちが探究してきた懐疑=判断保留の哲学にある。古代ギリシアで興った懐疑論は、ルネサンス期に再発見され、近代にデカルトやヒュームらが展開し、ウィトゲンシュタイン以降、新しく花開く。2500年の軌跡から人間の思考の落とし穴を知り、心の平安にいたるための手引書。
目次
第1章 古代ギリシアでの勃興(プロタゴラス―相対主義の祖?;古代懐疑主義の概要;ピュロン―生き方としての判断保留;中期アカデメイア派―理論的立場としての判断保留)
第2章 ピュロン主義(判断保留の徹底;判断保留に導く「十の方式」と「五つの方式」;ピュロン主義の目標と、そこへの筋道;ピュロン主義に対する疑問と応答)
第3章 近代以降の姿(モンテーニュ―理性の限界、信仰の場所;デカルト―真実を追い求めて;全面的懐疑論と局所的懐疑論)
第4章 ウィトゲンシュタインとその周辺(古代懐疑主義の継承;近代的な懐疑論への批判;主張することに伴われる責任;判断の保留、批判の継続、回帰の反復)
第5章 懐疑主義の意義(性急さから遠ざかる;無責任な懐疑から遠ざかる;果てしなさへの怖れを超えて)
著者等紹介
古田徹也[フルタテツヤ]
1979年熊本県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。新潟大学教育学部准教授、専修大学文学部准教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専攻は、哲学・倫理学。著書『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ、第41回サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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