中公新書<br> インフレの時代―賃金・物価・金利のゆくえ

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中公新書
インフレの時代―賃金・物価・金利のゆくえ

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028891
  • NDC分類 337.91
  • Cコード C1233

出版社内容情報

世界で先行していた物価の高騰=インフレーションが、日本でも2022年春から始まった。
それまでの慢性デフレから一転したのはなぜか――。
物価研究の第一人者がその謎を解く。
物価高騰は私たちの生活を圧迫するが、同時に賃上げを達成すれば、市場は価格メカニズムを取り戻し、日本の経済は好循環で回り始める。
どうすれば賃金を上げられるのか? 政策金利は、財政はどうなるのか? 
直撃するインフレの実態に迫る。


【目次】

内容説明

世界で先行していた物価の高騰=インフレーションが、日本でも2022年春から始まった。それまでの慢性デフレから一転したのはなぜか―。物価研究の第一人者がその謎を解く。物価高騰は私たちの生活を圧迫するが、同時に賃上げを達成すれば、市場は価格メカニズムを取り戻し、日本の経済は好循環で回り始める。どうすれば賃金を上げられるのか?政策金利は、財政はどうなるのか?直撃するインフレの実態に迫る。

目次

序章 新たな時代の始まり
第1章 賃金・物価・金利の正常化
第2章 インフレは日本経済をどう変えるのか
第3章 インフレと日銀
第4章 インフレと賃上げ
第5章 インフレと財政
第6章 インフレの変動要因

著者等紹介

渡辺努[ワタナベツトム]
1959年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本銀行勤務。ハーバード大学Ph.D.一橋大学経済研究所教授、東京大学大学院経済学研究科教授などを歴任。東京大学名誉教授、株式会社ナウキャスト創業者・取締役。専門はマクロ経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

96
渡辺先生の本は過去「物価とは何か」「世界インフレの謎」「物価を考える」の3冊の本を読んできましたが、この本は先生が書かれているようにそれまでの本とは異なり万人向けに書かれている経済エッセイということのようです。ですので理論的な色合いというよりも現在の経済状況を取り上げていて今後の経済政策などについての方向性も示されています。インフレターゲット論で先駆者的な役割を果たした伊藤隆敏先生にかなりしごかれたようです。2026/02/04

Sam

49
「物価とは何か」に始まる物価三部作(勝手に命名)に続く本作。冒頭に「本書はエッセイをまとめたもの」とあり期待値が下がったが、実際に読んでみれば散漫な印象はあまりなく著者のインフレに対する見方をコンパクトに整理した序章から始まり一冊通して緊密な構成になっている。「インフレは起こるべくして起きた」、そして「インフレは日本にとって前向きな変化である」という著者の立場は本書においても明確。これもまた良書だと思った一方、「世界インフレの謎」のようなまるで経済ミステリのようなドキドキ感はなかった(当たり前か)。2026/02/03

よっち

28
日本でも2022年春から始まったインフレ。それまでの慢性デフレから一転したのはなぜなのか謎を解く1冊。長年続いたデフレから一転してインフレ局面に入った理由と、その行方を冷静に分析。物価高騰が生活を圧迫している現実を認めつつも、賃上げが伴う好循環こそが鍵だと強調していて、過去のデフレマインドがどれだけ経済を停滞させていたか、春闘の構造や日銀の政策転換といった日本特有の構造も浮き彫りにしていて、金利上昇の影響や実質賃金の回復が遅れるリスクも率直に語りつつ、どう前向きに取り組んでいくかという姿勢が印象的でした。2026/02/13

スコットレック

5
消費税減税や高市総理の政策についてのタイムリーな話題もあるので興味のある方はぜひ。細かいデータや専門用語等の難しい話はあるが、全体的に読みやすい新書だと思う。 しかし、どうしていればこれほど長く続いたデフレを防げていたのだろう。大企業が音頭をとって賃上げを継続していたらよかったのか、他に方法はなかったのか。 それと筆者の方が挙げていた、"間違った事を修正しない"というのは悪そのものだと思った。複雑なデータを扱う経済関連だけでなく他の仕事でもなんでもそう。2026/02/15

hurosinki

5
本書は、1990年代半ば以降から続いた「慢性デフレ」から、2022年春を境とした「インフレの時代」への移行プロセスと、その経済的含意を評価している。著者の各所のエッセイをまとめたもので、必ずしも内容が統一されているとは言えないかもしれない。しかしながら、筆者の基本的な立場は一貫している。(2%程度の緩やかな)インフレはデフレと比べて好ましい経済的含意がある(例えばp6)として、デフレへの逆戻りに対する強い懸念が示されている(例えばp142)。2026/02/07

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