中公新書<br> 日本の果物はすごい―戦国から現代、世を動かした魅惑の味わい

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中公新書
日本の果物はすごい―戦国から現代、世を動かした魅惑の味わい

  • 竹下 大学【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121028228
  • NDC分類 625
  • Cコード C1261

出版社内容情報

日本の歴史と経済を語るのに果物は欠かせない。柿は平安時代から生活用品として活躍した。徳川家康は関ヶ原の戦い直前になぜ柿と桃に願をかけたのか。ペリー来航の際、アメリカと対等に渡り合おうと日本が振る舞った料理に添えられた品種は何か。太平洋戦争中、軍需物資として密かに大量生産されたのはどんなブドウだったか。日本発展の知られざる裏側を「果物×歴史」で多種多様に読み解く、「もうひとつの日本史」。

内容説明

日本の歴史を語るのに果物は欠かせない。なぜ柿は平安時代から生活用品だったのか。徳川家康はなぜ関ヶ原の戦い直前に柿と桃に願をかけたのか。ペリー来航の際、アメリカと対等に渡り合おうと日本が振る舞った料理に添えられた果物とは何か。太平洋戦争中、軍需物資として密かに大量生産されたのはどんなブドウだったか。日本社会・経済発展の知られざる裏側を「果物×歴史」で多種多様に読み解く、「もうひとつの日本史」。

目次

第1章 柑橘―家康が愛して以来日本人を虜にした果物
第2章 カキ―いにしえより日本人と苦楽をともにしてきた果樹
第3章 ブドウ―謎の品種が日本で興した2つの産業
第4章 イチゴ―日本初の品種が誕生したのは新宿駅のすぐ近く
第5章 メロン―大隈重信が流行らせた明治貴族の食べ物
第6章 モモ―神聖な果実から人間との共生を選んだ植物

著者等紹介

竹下大学[タケシタダイガク]
1965(昭和40)年、東京都生まれ。1989年、千葉大学園芸学部卒業。キリンビールに入社後、新規事業としてゼロから育種プログラムを立ち上げ、同社アグリバイオ事業随一の高収益ビジネスモデルを確立。国内外で130品種を商品化。2004年には、All‐America Selectionsが、北米の園芸産業発展に貢献した品種を育成した育種家に贈る「ブリーダーズカップ」の初代受賞者に、世界でただ一人選ばれた。一般財団法人食品産業センター勤務等を経て独立。農作物・食文化・イノベーション・人材育成・健康の切り口から、様々な情報発信やコンサルティング等を行っている。技術士(農業部門)。J.S.A.ソムリエ。NPO法人スマート・テロワール協会顧問。NPO法人テクノ未来塾理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

122
「果物はすごい」以上に、この本の情報量がすごい! 柑橘、柿、葡萄、苺、メロン、桃に関するありとあらゆる情報(歴史、品種、エピソード)が満載。柿は、日本で砂糖を生産できなかった時代の貴重な糖分補給源。シャインマスカットは、個人育種家に全く歯が立たなかった国の試験場による大ヒット(でも、海外で品種権を取得しなかったという失態は、お役所仕事の甘さ)。苺の福岡と栃木のライバル関係(とよのか→とちおとめ→あまおう)も面白い。苺好きの正岡子規の「蒲団干す下にいちごの花白し」「いちご熟す去年の此頃病みたりし」は染みる。2024/10/31

skunk_c

63
これは面白い!柑橘類、柿、ブドウ、イチゴ、メロン、桃の6つの果物について、その栽培の歴史から品種改良への努力、そしてそれぞれの品種の特徴などを、かなり詳細に、とても読みやすくまとめてある。産地の様子も色々書かれているため、旅心もくすぐられる。異なる果物の改良に同じ人物が関わっていたり、神奈川県がかつてはメロンの一大産地だったことなど、新しい発見もたくさんあった。カミサンが大のミカン好きだが、これからはミカンの袋に産地や糖度だけでなく、品種名を書いてもらいたいと思ったくらい。著者の品種の本も読もう。2025/03/02

ホークス

41
2024年刊。果物6種(柑橘類、柿、ブドウ、イチゴ、メロン、モモ)の育種・栽培・需要拡大に尽くした農家や研究者の話。国産柑橘類の7割を占める温州みかんは明治に広まった。1973年がピークで1人当たり年間消費23.1kg=200個以上(2021年は3.3kg)。翌年に暴落して転作が進む。昔は安かった、と思うのはこの辺の記憶らしい。伊予柑など温州のオフに出回るのは中晩柑。香酸柑橘の国内生産1位は圧倒的に柚子だが、輸入を含めるとレモンに負ける。イチゴ生産を巡る栃木県と福岡県のトップ争い、特に品種開発の歴史が熱い2025/03/10

もえたく

19
蜜柑、柿、葡萄、苺、桃などを日本史のエピソードと絡めて解説したり、その品種改良を論ずるなど、果物の知らざれる魅力が伝わってくる新書。例えば、柿は食するだけでなく、平安時代からカキタンニンとして撥水、防虫・防腐効果が活用されていた事。また、柿のタネの形はうっかり踏みつぶされて出来た事など派生的なトリビアも盛りだくさん。楽しませてもらいました。2025/01/15

そうたそ

12
★★★★★ この一冊があれば、とりあえず果物についての情報は大丈夫、というほどに300ページくらいの長さにギッシリと情報が詰まった一冊。一口に柑橘といえど、到底把握しきれないほどある種類。そして、それぞれにしっかりと特徴がある。普段、当たり前のようにスーパーで様々な果物を手に取り、好きなものを買っているが、これも現代に至るまでの日本の農家の努力の賜物だろう。果物ひとつひとつにそれぞれの歴史あり。その歴史もまた面白い。そしてどの果物の項にも顔を出す正岡子規。果物好きだったんだな、と思うとニヤリとしてしまう。2024/12/04

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