出版社内容情報
アフリカで誕生した人類は、移住、農耕、定住、産業革命を経て72億まで激増した。人口に視座を置いた斬新なグローバルヒストリー。
何が人類をここまで激増させたのか? 20万年前、アフリカで誕生したわれわれは穏やかに増えていくが、つい最近、突然の増加をみた。農耕が始まった約1万年前のわずか500万人が、文明が成立し始めた5500年前には1000万、265年前の産業革命で7億2000万となり、2015年には72億人に。そしてこの先どう推移するのか? 人口という切り口で人類史を眺めた新しいグローバルヒストリー。
内容説明
20万年前、アフリカで誕生したわれわれは穏やかに増えていくが、つい最近、突然の増加をみた。農耕が始まった約1万年前のわずか500万人が、文明が成立し始めた5500年前には1000万、265年前の産業革命で7億2000万となり、2015年には72億人。そしてこの先どう推移するのか?人口という切り口で人類史を眺めた新しいグローバル・ヒストリー。
目次
第1章 賢いヒト―二〇万年前=五〇〇〇人?(ヒト前史;ヒト化;狩猟採集という生き方;適応を測る;出生と死亡からみるヒト)
第2章 移住―七万年前=五〇万人?(地球全域への移住;狩猟採集民としての過適応)
第3章 定住と農耕―一万二〇〇〇年前=五〇〇万人(定住と農耕の開始;農耕の起源と伝播;残されたフロンティアへ;農耕による生存基盤の拡充)
第4章 文明―五五〇〇年前=一〇〇〇万人(文明がもたらす功罪;コア・ユーラシア;二回の「人口循環」;現代の幕開け)
第5章 人口転換―二六五年前=七億二〇〇〇万人(ヨーロッパではじまった人口転換;日本―ユニークな軌跡;二〇世紀半ば以降―激動する人口)
最終章 現在―二〇一五年=七二億人
著者等紹介
大塚柳太郎[オオツカリュウタロウ]
1945(昭和20)年、群馬県生れ。東京大学理学部生物学科(人類学課程)卒、理学博士。専門は人類生態学。東京大学大学院医学系研究科教授、国立環境研究所理事長を経て、自然環境研究センター理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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