出版社内容情報
ナチ政権発足後、ヒトラーの護衛に過ぎなかった親衛隊は、党や全国の警察組織を掌握。強制収容所を創設し反対派を弾圧する。第2次世界大戦開始後は、行動部隊、アウシュヴィッツなど絶滅収容所を起動しユダヤ人の大量殺戮を実行、80万人の巨大な軍事組織・武装親衛隊も併せ持った。本書は、ヒトラーに最も忠実だった「エリート」たちについて、その選抜から、「人種戦争」の実践、カルト的信仰、追及され続ける戦後の姿まで、その全貌を描く。解題・芝健介
内容説明
ヒトラーの護衛に過ぎなかった親衛隊は、ナチ政権発足後、党や全国の警察組織を掌握。強制収容所を創り敵対勢力を弾圧する。第2次世界大戦開始後は行動部隊、アウシュヴィッツなどの絶滅収容所を起動しユダヤ人の大量殺戮を主導、80万人の巨大な軍事組織・武装親衛隊も併せ持った。本書は、ヒトラーに最も忠実な「エリート」たちの選抜から、ホロコーストの実行、カルト的信仰、戦後の姿までその全貌を描く。
目次
第1章 闘争組織の目立たぬ発足―一九二三~二九年
第2章 ナチのなかでの特別意識―一九二九~三三年
第3章 「黒色軍団」の人材とイデオロギー
第4章 警察組織の併呑―ナチ国家防衛の使命
第5章 第二次世界大戦下の膨張―一九三九~四五年
第6章 戦後ドイツ社会と親衛隊―一九四五年~
著者等紹介
ハイン,バスティアン[ハイン,バスティアン] [Hein,Bastian]
1974年生まれ。2001~04年ミュンヘン=ベルリン現代史研究所研究員。04年レーゲンスブルク大学で博士号取得。バイエルン州教育文化省政治教育活動・記憶文化局専任係官、バイエルン州政治教育センター研究員。ドイツ現代史家
若林美佐知[ワカバヤシミサチ]
1962年東京都生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程修了、博士(人文科学)。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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