出版社内容情報
「マスコミを信じるな」。ネットの浸透に伴い、高まるマスメディア不信。長く独占的地位にあった新聞、ラジオ、テレビに、近年は不要論まで語られる。社会にとって、マスメディアとはどのような存在なのか。そもそも、「世論を動かすほどの大きな影響力を持つ」というイメージは真実なのか。長年の研究成果をふまえ、問題視される偏向報道、世論操作などの実態を科学的に検証し、SNS時代のメディアのあり方を問いなおす
内容説明
「マスコミを信じるな」。ネットの浸透に伴い、高まるマスメディア不信。長く独占的地位にあった新聞、ラジオ、テレビに、近年は不要論まで語られる。社会にとって、マスメディアとはどのような存在なのか。そもそも、「世論を動かすほどの大きな影響力を持つ」というイメージは真実なのか。長年の研究成果をふまえ、問題視される偏向報道、世論操作などの実態を科学的に検証し、SNS時代のメディアのあり方を問いなおす。
目次
第1章 マスメディアは「魔法の弾丸」か―強力効果論とその限界
第2章 マスメディアは人々に影響を与えない?―限定効果論の登場
第3章 社会に広がる「2つのバイアス」―第三者効果と敵対的メディア認知
第4章 「現実認識」を作り出すマスメディア―「新しい強力効果論」の出現
第5章 マスメディアとしてのインターネット―「選好にもとづく強化」と注意経済
第6章 メディアの未来、社会の未来―「健全な民主主義」のための役割
著者等紹介
稲増一憲[イナマスカズノリ]
1981(昭和56)年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(社会心理学)。武蔵大学社会学部助教、関西学院大学社会学部准教授を経て、2018年より同大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
HANA
あんさん
syuu0822
おおかみ