出版社内容情報
古人骨に残されたDNAを解読し、ゲノム(遺伝情報)を手がかりに人類の足跡を辿る古代DNA研究。近年、分析技術の向上によって飛躍的に進展を遂げている。30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、どのように全世界に広がったのか。旧人であるネアンデルタール人やデニソワ人との血のつながりはあるのか。アジア集団の遺伝的多様性の理由とは――。人類学の第一人者が、最新の研究成果から起源の謎を解き明かす。
内容説明
古人骨に残されたDNAを解読し、ゲノム(遺伝情報)を手がかりに人類の足跡を辿る古代DNA研究。近年、分析技術の向上によって飛躍的に進展を遂げている。30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、どのように全世界に広がったのか。旧人であるネアンデルタール人やデニソワ人との血のつながりはあるのか。アジア集団の遺伝的多様性の理由とは―。人類学の第一人者が、最新の研究成果から起源の謎を解き明かす。
目次
第1章 人類の登場―ホモ・サピエンス前史
第2章 私たちの「隠れた祖先」―ネアンデルタール人とデニソワ人
第3章 「人類揺籃の地」アフリカ―初期サピエンス集団の形成と拡散
第4章 ヨーロッパへの進出―「ユーラシア基層集団」の東西分岐
第5章 アジア集団の成立―極東への「グレート・ジャーニー」
第6章 日本列島集団の起源―本土・琉球列島・北海道
第7章 「新大陸」アメリカへ―人類最後の旅
終章 我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか―古代ゲノム研究の意義
著者等紹介
篠田謙一[シノダケンイチ]
1955年生まれ。京都大学理学部卒業。博士(医学)。佐賀医科大学助教授を経て、現在、国立科学博物館館長。専門は分子人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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