中公新書<br> 内戦と和平―現代戦争をどう終わらせるか

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中公新書
内戦と和平―現代戦争をどう終わらせるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 258p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025760
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C1231

出版社内容情報

人類の不治の病と言われる戦争。そのほとんどが国家間の紛争ではなく凄惨な内戦である。本書ではシリア、イラク、アフガニスタン、南スーダンを例に、内戦の発生から拡大、国連や周辺国の介入の失敗、苦難の末に結ばれたはずの和平合意の破綻といった過程を分析。テレビ局の報道ディレクター、国連日本政府代表部の公使参事官、そして研究者として一貫して平和構築に携わってきた著者が、戦争克服のための実践的方法を説く。

内容説明

人類の不治の病と言われる戦争。そのほとんどが国家間の紛争ではなく凄惨な内戦である。本書ではシリア、イラク、アフガニスタン、南スーダンなど二十一世紀以降の内戦を例に、発生から拡大、国連や周辺国の介入の失敗、苦難の末に結ばれたはずの和平合意の破綻といった過程を分析。テレビ局の報道ディレクター、国連日本政府代表部公使参事官、そして研究者として一貫して和平調停に関わる著者が、戦争克服の処方箋を探る。

目次

第1章 凄惨な内戦の実態
第2章 内戦とは何か―データと理論
第3章 交渉のテーブルにつくべきは誰か
第4章 周辺国の責任、グローバル国家の役割
第5章 国連に紛争解決の力はあるか
第6章 日本だからできること

著者等紹介

東大作[ヒガシダイサク]
1969年(昭和44年)、東京都に生まれる。NHKディレクターとしてNHKスペシャル『我々はなぜ戦争をしたのか ベトナム戦争・敵との対話』(放送文化基金賞)、『イラク復興 国連の苦闘』(世界国連記者協会銀賞)などを企画制作。退職後、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学でPh.D.取得(国際関係論)。国連アフガニスタン支援ミッション和解再統合チームリーダー、東京大学准教授、国連日本政府代表部公使参事官などを経て、上智大学グローバル教育センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

53
著者はNHKディレクタとして活躍後国際政治を本格的に学び、国連や日本政府の平和構築実務に携わった経験を持つ(現在は上智大学教授)。その多彩な経験から、内戦を平和に導く手法と難しさを、豊富な現地のルポを交えながら論じている。その主張は簡潔に言えば、「紛争中の和平交渉は柔軟に、和平合意後の平和構築は全当事者を含む包括性が必要」といったところで、傾聴に値する。一方軍事的な武装解除や兵力引き離しの面についてはあまり記載がないので、伊勢崎賢治氏あたりと併読すると良いか。JICAが平和構築にも有用という指摘も面白い。2020/03/01

けんとまん1007

43
今の自分には、メディアを通して知るしかに部分。よって、多少なりともバイアスがかかっているとも思っている。それを踏まえても、やはり想像を超えた部分が、あまりにも多い。大国や周辺国の影響・身勝手さは、多々伝わってくるし、あまりにも理不尽と思うことが多い。それ以外に、種族・宗教というものの影響力の大きさ・深さがここまでとは。一方で、国連の役割や、そこで働く人の分類、想いの違いや、大国が国連を浪費する姿勢にも・・。しかし、そんな中でも、希望を持ちながらタフに動く人たちがいることに希望を見出す。2020/03/30

みこ

22
シンプルだが重いタイトルである。そして、その重さに違わぬ内容であった。全ての紛争が話し合いで解決できるかといれば難しいかもしれない。それでも、幾つかの成功例がある以上、無駄な血を流さずに平和な世の中になって欲しい。私は明日銃で撃たれるかもしれないという心配をしないで今夜は何を食べようか、次はどの本を読もうか、来週はどの映画を見ようか、そんな呑気な日々を送っている。紛争地域の当事者たちにも平和になればそれが味わえるということを分かって欲しい。先に読んだ「南スーダンに平和をつくる」と併せて読むのがお勧めである2020/03/22

くものすけ

17
現在の内戦の状況が良く分かった。悲惨だが解決まで一筋縄ではいかないし、当事者はお互いに力でねじ伏せようと考えているから解決は困難、そこで隣国や大国、国連が仲介に入るわけだが、それも努力に努力を重ねる辛抱強い交渉が必要だ。でも、他国の内戦は他人事ではないと思う、著者が最後に語っているが日本にも和平に向けて貢献するべき必要性はあると思う。2020/05/13

nagoyan

13
優。どこかで聞いたことがあるな。NHKのディレクター時代に数々の賞をとり、ブリティッシュコロンビア大学留学後、国連アフガニスタン支援ミッション、東大准教授、日本政府国連代表部参事官などを経て現在上智大教授という異色の経歴の著者。本書は平和構築の一般論というよりは、国連の和平調停、平和構築活動を中心に述べられたものという印象がつよい。大国のカモフラージュの「国連濫用」、国連の存在証明のための「国連の罠」などの危険がありながらも、和平調停・平和構築に尽力する国連関係者。私たちも勇気を出して貢献したいもの。2020/04/15

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