出版社内容情報
古代ローマ帝国の前線基地を源流とするオーストリア。神聖ローマ皇帝としてヨーロッパに君臨したハプスブルク家、モーツァルトやウィーン世紀末芸術など華やかな歴史の一方、第一次世界大戦の敗戦による帝国解体、ヒトラー生誕の地にしてナチス・ドイツへの併合、連合国軍による分割統治といった苦難も重ねてきた。ウィーン、ザルツブルク、ティロルなど魅力溢れる九つの州からたどる、一千年の物語。
内容説明
ローマ帝国の“前線基地”を源流とするオーストリア。神聖ローマ皇帝としてヨーロッパに君臨したハプスブルク家、モーツァルトやウィーン世紀末芸術など華やかな歴史に彩られる一方、オスマントルコの侵攻、第一次世界大戦敗北後の帝国解体、ナチスドイツによる併呑、連合国軍による分割統治といった苦難も重ねてきた。首都ウィーンだけでなく、ザルツブルク、ティロルなど魅力溢れる九つの州からたどる、一千年の物語。
目次
第1章 ニーダーエスタライヒ―「世界帝国」発祥の地
第2章 ブルゲンラント―幅三五キロメートルの「国境線」
第3章 シュタイアーマルク―オーストリアの「緑の心臓」
第4章 オーバーエスタライヒ―「アルプスの国」の原風景
第5章 ケルンテン―リゾート文化と右翼政治の狭間で
第6章 ザルツブルク―大司教たちの夢の跡
第7章 ティロル―翼をもがれたオーストリアの鷲
第8章 フォアアールベルク―西方への架け橋
第9章 ウィーン―異文化が交叉するミクロコスモス
著者等紹介
山之内克子[ヤマノウチヨシコ]
1963年(昭和38年)、愛媛県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業。同大学大学院文学研究科修士課程修了。ウィーン大学精神科学部経済社会史学科博士課程修了(Ph.D.)。現在、神戸市外国語大学教授。専門は近代オーストリア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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