出版社内容情報
定年退職者、地域で活動する人々への取材で見聞した多彩な実例を公開。前著『定年後』よりさらに踏み込んだ具体的ヒントを明かす。
楠木 新[クスノキアラタ]
著・文・その他
内容説明
シニア向けライフプラン研修でお金・健康・趣味などが重要と説かれる。だがそれだけでは物足りない。長い定年後を充実させるには、やりたいことを見極めて行動に移す準備が必要だ。『定年後』に続く本書は、シニア社員や定年退職者への取材を重ねるなかで著者が新たに見聞した、個別的で多彩な実例を一挙公開。自分らしい第二の人生を踏み出す上で役立つ具体的ヒントを明かす。巻末に「定年準備のための行動六か条」を掲載。
著者等紹介
楠木新[クスノキアラタ]
1954年(昭和29年)、神戸市に生まれる。京都大学法学部卒業。生命保険会社に入社し、人事・労務関係を中心に、経営企画、支社長等を経験。勤務と並行して、大阪府立大学大学院でMBAを取得。「働く意味」をテーマに取材・執筆・講演に取り組む。2015年、定年退職。神戸松蔭女子学院大学教授。楠木ライフ&キャリア研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
32
ベストセラーになった前著「定年後」の実践編。やはり売らんが為の二番煎じ感は否めません。ただ、著者が取材してきた定年者150人らの具体的な転身や準備の実例がふんだんに盛り込まれており、説得力はあります。結局は年をとればとるほど柔軟性がなくなるので、早め早めの準備にこしたことはないこと。仕事に限らず、日々の生活を主体的に生きることの大切さなどを説いています。上から目線に決してならず、淡々とした語り口がいまの日本社会の雰囲気に合っているのがヒットの秘訣かと。2018/10/01
金吾
30
寿命が延びている分定年後どのようにすごしていくのかが幸せに大きく関わると思いました。孤独とやりがいがポイントかなと感じました。2023/12/10
ケロコ
28
【図書館】定年後を読んだあとに手にした本書は定年後と被る点が多かったけれど、とても読みやすく興味深いエピソードが沢山でした。参考文献もこれまた興味深く、読みたい本に登録したほどです。定年後のためにどれだけ準備をしたとしても、自分の思い描く未来を実現できるかはまた別の話しなんだろうなぁとぼんやり思いました。2018/12/19
アイスマン
16
【警告】何の準備もなく定年退職の日を迎えるとこうなります。 ①退職の開放感は2ヶ月で徐々に収まり現実に引き戻される ②名前を呼ばれるのは病院だけ ③イキイキ暮らしている人は退職者全体の15%(何の準備もなく退職した人がこの枠に入るのは限りなく難しい)2018/09/04
九曜紋
14
定年後は何をしてもいいし、何もしなくてもいい。ただ、 人間にとって一番大切な感情は、「自分が自分以外の誰かから必要とされている」ということ。会社を退職してみて、それを実感する。もし定年後も「いい顔」をして生きたいのなら、50歳あるいは40代半ばから備えるべき、という著者の提言が受けているということは、それだけ迷っている人々が多いということだろう。該当年齢の方は一読してみるといいかも。2018/06/23
-
- 和書
- ヴィジョンコネクト