出版社内容情報
近現代フランス史の大家が、ナポレオンの台頭から没落までをエピソード豊かに描き、後世にもたらされた「遺産」を検証する。
内容説明
若き砲兵将校としてフランス革命に参加したナポレオンは、数々の軍功により頭角を現した。クーデタで政権を奪取し、ついには皇帝に即位。欧州大陸を制覇して広大な帝国を築く。軍事以外にも不朽の事績として民法典の編纂が知られるが、彼の影響力は建造物、室内装飾、ファッションから教育制度などにまで広く及んだ。近現代フランス史の泰斗が、一代の英雄の全盛期を活写し、その「遺産」を検証する。
目次
序章 ナポレオン時代
第1章 権力への意志
第2章 時代はいつも次代を夢見る
第3章 運は女性のようなもの
第4章 栄光を求めて
第5章 建築・施工主
第6章 帝政様式
第7章 帝国の娯楽
第8章 ロマン主義の表象
第9章 没落
第10章 ラシーヌ通りにコサック兵が
終章 一つの時代の終焉
著者等紹介
ホーン,アリステア[ホーン,アリステア] [Horne,Alistair]
1925年、ロンドン生まれ。ケンブリッジのジーザス・カレッジに学び、英国空軍士官として第二次世界大戦に従軍、戦後特派員などを経て著述活動に入る。専門は19~20世紀フランス史。著書多数。邦訳にヨークシャー・ポスト紙の年間優秀図書賞およびウォルフソン文学賞を受賞した『サハラの砂、オーレスの石―アルジェリア独立革命史』(北村美都穂訳、第三書館)がある。2017年5月逝去
大久保庸子[オオクボヨウコ]
1950年生まれ。南山大学外国語学部卒業、オハイオ大学大学院およびハワイ大学大学院修士課程修了。翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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