出版社内容情報
保険学者として、学会・実務界をリードしてきた著者が、社会保障の現状と課題、あるべき将来像について、包括的に論じる。
内容説明
社会保障は、幅広い生活の場において、最も有益・有効な制度であり、高齢化の中で、その帰趨は日本の前途を決定づけるであろう。社会保障の将来像を追究し、現在深刻化しつつある諸矛盾・諸問題に対し、分析者と研究者の目を持って見極めてきた著者の、永年にわたる研究・実践活動の集大成である。
目次
経済の歩みの中での年金理論
社会保障と国民各層の利害確執
保険・共済・社会保障を襲う経済激震
郵政・簡保の民営化と保障産業
環境破壊発生と各種(公・私)保障事業の対応
保険・年金における情報学の内容と機能
女性を自由・自立化させるための年金改正
リスク・マネジメントを望見した経営効率化と社会保障
年俸賃金制度と年金制度
介護保険制度導入と企業内福祉の対応―年金との関連的考察を踏まえて
大災害、とりわけ大地震と生活・経済の破綻
国民生活の基盤をなす医療保険の新路線
“美”を求める年金改革
著者等紹介
庭田範秋[ニワタノリアキ]
1950年慶應義塾大学経済学部卒業。1993年慶應義塾大学を定年退職、名誉教授。この間1974~1975年イギリスを中心に西欧諸国に留学。中央大学、明治大学、早稲田大学、お茶の水女子大学、福岡大学等の講師を歴任。慶應義塾大学・経済学博士、商学博士。職歴・役職:社会保険審議会委員、東京都年金受給者協会会長、年金融資福祉サービス協会理事長、日本年金学会会長、公立学校共済組合審査会会長、国家公務員共済組合審査会会長等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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