内容説明
宗教とは何か―。信仰、戒律、儀礼に基づく生き方は、私たち日本人にはなじみが薄い。しかし、食事の前後に手を合わせ、知人と会えばお辞儀する仕草は、外国人の目には宗教的なふるまいに見える。宗教的儀式と文化的慣習の違いは、線引き次第なのである。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から、仏教、ヒンドゥー教、そして儒教、道教、神道まで。世界の八つの宗教をテーマで切り分ける、新しい宗教ガイド。
目次
なぜ「神」と「仏」が区別されるのか
薄い宗教(世界の大伝統;神の物語と悟りの物語)
濃い宗教(信仰;奇跡と呪術)
宗教の仕掛け(戒律;儀礼)
宗教の多様性と現代社会
資料編 世界の主な宗教概説
著者等紹介
中村圭志[ナカムラケイシ]
1958年北海道生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(宗教学・宗教史学)。宗教研究者、翻訳家、昭和女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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