出版社内容情報
デマ、口コミ、風評、都市伝説など多様な言葉を持つ歴史を辿り、ネット社会の今も、なぜ人間関係を結び、人々を魅了するかを明らかに。
内容説明
デマ、流言、ゴシップ、口コミ、風評、都市伝説…。多様な表現を持つうわさ。この「最古のメディア」は、トイレットペーパー騒動や口裂け女など、戦後も社会現象を巻き起こし、東日本大震災の際も大きな話題となった。事実性を超えた物語が、人々のつながり=関係性を結ぶからだ。ネット社会の今なお、メールやSNSを通じ、人々を魅了し、惑わせるうわさは、新たに何をもたらしているのか。人間関係をうわさから描く意欲作。
目次
第1章 うわさの影響力
第2章 うわさを考える―「古典」を繙く
第3章 都市伝説の一世風靡―1980~90年代
第4章 人と人をつなぐうわさ・おしゃべり
第5章 メディアとの関係―ネットとケータイの普及のなかで
第6章 ネット社会のうわさ―2010年代の光景
著者等紹介
松田美佐[マツダミサ]
1968年兵庫県生まれ。91年東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。96年東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会情報学専門分野博士課程満期退学。東京大学社会情報研究所助手などを経て、2003年中央大学文学部助教授、08年より中央大学文学部教授。専攻はコミュニケーション論・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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