内容説明
「天地創造」をはじめとして、旧約聖書に描かれた物語は現在、その多くが神話と見なされている。だが、他方で「バビロン捕囚」のように、世界史の教科書で史実として扱われているものもある。本書では「ノアの方舟と洪水伝説」「出エジプト」「ダビデとゴリアトの一騎打ち」など七つの物語を取り上げ、その史実性を学問的に検証。物語に込められたメッセージをも読み解き、聖書が秘めた豊かな世界へと読者をいざなう。
目次
序章 本書を読むための予備知識
第1章 ノアの方舟と洪水伝説
第2章 出エジプト
第3章 エリコの征服
第4章 ダビデとゴリアトの一騎打ち
第5章 シシャクの遠征
第6章 アフェクの戦い
第7章 ヨナ書と大魚
終章 旧約聖書の読み方
著者等紹介
長谷川修一[ハセガワシュウイチ]
1971年(昭和46年)生まれ。埼玉県出身。立教大学文学部史学科卒業。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。ハイデルベルク大学(ドイツ)神学部博士課程に学び、テル・アビブ大学(イスラエル)大学院ユダヤ史学科博士課程修了(Ph.D)。立教大学兼任講師、東京大学非常勤講師、古代オリエント博物館共同研究員などを経て、盛岡大学文学部社会文化学科准教授。専門分野はオリエント史、旧約学、西アジア考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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