出版社内容情報
幾何学は形と空間をあつかう学問で、英語(Geometry)の語源は「土地の測量」です。これは、幾何学が最初は農家や建設業者に利用されていたためです。しかし幾何学の価値は、私たちが想像するよりも果てしない領域―宇宙のはじまりと果て、私たちが存在する世界とは異なる次元―までを探る学問なのです。はるか2000年以上前のギリシャの学生からユークリッド、アルキメデスやアインシュタイン、そして現代の人びとまで、あらゆる人を魅了してきた深遠なる幾何学の世界に誘います。
内容説明
黄金比、非ユークリッド幾何学、ペンローズのタイル、トポロジー、超空間、四色問題、ポアンカレ予想、フラクタル、相対性理論―我々が行くことも、想像することもできない場所―「異なる次元の領域」を研究できるのは幾何学があるからだ。
目次
幾何学の始まり
円と球
らせん
美をめぐる数学
完全な図形
円錐の秘密
ユークリッドの革命
エラトステネス、地球を測る
アルキメデス、幾何学を応用する
三角形と三角法〔ほか〕
著者等紹介
ゴールドスミス,マイク[ゴールドスミス,マイク] [Goldsmith,Mike]
サイエンスライター。前職は、イギリス国立物理学研究所の部長(音響学)。専門は天文学、音響学。子供向け、科学本多数あり。数学、宇宙開発、時間旅行、科学史など幅広いジャンルを扱う。キール大学卒。博士の学位を天文学で取得
緑慎也[ミドリシンヤ]
1976年、大阪生まれ。出版社勤務、月刊誌記者を経てフリーに。科学技術を中心に取材活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。