中公新書<br> 物語ビルマの歴史―王朝時代から現代まで

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中公新書
物語ビルマの歴史―王朝時代から現代まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 458p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022493
  • NDC分類 223.8
  • Cコード C1222

内容説明

民主化運動の指導者アウンサンスーチー、壮麗なパゴダ、『ビルマの竪琴』などで知られ、潜在力の高い新興市場としても注目されるビルマ(ミャンマー)。王朝時代に始まり、イギリス植民地時代、日本軍による占領期。戦後の独立後は、ビルマ式社会主義、二三年間にわたる軍政期、そして二〇一一年に民政へ移管し、改革の進む現代まで。知られざる多民族・多言語・多宗教国家の歩みをたどり、未来を展望する。

目次

ビルマ(ミャンマー)という国(ビルマかミャンマーか―国名をめぐる基礎知識;国土と自然環境 ほか)
王朝時代のビルマ(先住の人々;ビルマ民族の王国 ほか)
英国植民地下のビルマ(押しつけられた国家;段階的な自治権付与 ほか)
ビルマ・ナショナリズムの擡頭(ビルマ人中間層とナショナリズム;仏教青年会(YMBA)) ほか
ビルマ人行政エリートの世界(インド高等武官(ICS)によるビルマ統治
ビルマ人ICSの誕生と増加 ほか)
日本軍の侵入と占領(緊迫する国際状況;南機関の諜報活動 ほか)
独立への最短距離―対英独立交渉(英国の対ビルマ政策の変化;一年以内の独立を目指して ほか)
独立後の現実―ウー・ヌ首相の時代(一九四七年憲法体制とウー・ヌ政府の混乱;日本との関係―コメの輸入と戦後賠償 ほか)
ビルマ式社会主義の時代―国軍による統治1(ビルマ式社会主義の理念と現実;一九八八年―全国規模の民主化運動 ほか)
軍事政権とアウンサンスーチー―国軍による統治2(軍政二三年間の歩み;アウンサンスーチーの思想と行動 ほか)
軍政後のビルマ―二〇一一年以降(二〇一一年三月の「民政移管」と二〇〇八年憲法体制;アウンサンスーチーの政治参加 ほか)
ビルマ・ナショナリズムの光と影(克服すべき三つの課題;排他的ナショナリズムの克服)

著者等紹介

根本敬[ネモトケイ]
1957年(昭和32年)生まれ。国際基督教大学大学院比較文化研究科博士後期課程中退。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授などを経て、上智大学外国語学部教授。専攻、ビルマ近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yutaro13

29
ミャンマー旅行前のお勉強のために。中公新書の〇〇の歴史シリーズは著者によって著述スタイルがかなり違うが、このビルマの場合は近現代政治史に重きが置かれており「物語」要素は薄め。450頁ほどのうち王朝時代はわずか70頁ほど、残りは19世紀以降に割かれる。個人的にはビルマ王朝時代の歴史物語をもっと堪能したかったところだが、英国植民地時代、日本軍政期、独立後の歴史については大変勉強になった。本書は2014年刊行なので、アウンサンスーチーが政権中枢に入って以降や直近のロヒンギャ問題については別に補足する必要あり。2019/12/19

Francis

16
著者はビルマ研究家。「ビルマ」から「ミャンマー」への国号変更は軍事政権が一方的に行ったとの著者の立場により書名にビルマが用いられていることに注意。「ビルマの歴史」ではあるが、近現代史中心の記述。「ビルマ・ナショナリズム」についての優れた考察がこの本の特徴であり、英国の植民地支配からの解放に大きな力となったビルマ・ナショナリズムは独立後はその排他性ゆえに他民族との協調を阻害する要因となったり、ロヒンギャー問題へのビルマ国民の無理解の要因となるなど問題点が多いことが指摘されている。2018/04/04

coolflat

16
ビルマの歴史。ピュー~モン人(主にドヴァーラヴァティー王国)~パガン朝~トゥングー朝(正確にはタウングー朝であると本書は記述)~コンバウン朝~イギリス植民地期~独立期まで。本書の4分の3以上が現代史(イギリス植民地期以降)で占められている。なおアウンサンスーチーの生い立ちやロヒンギャー虐殺(なぜ虐殺が起こるのか。その歴史背景)についても書かれている。ロヒンギャー虐殺について余り言及しないと批判されるアウンサンスーチーの複雑な心境(面従腹背しているのか、完全服従しているのか、結局判断できないが)も垣間見れる2018/01/01

アメヲトコ

9
2014年刊、執筆依頼を受けてから脱稿まで17年かかったらしい。ビルマ(軍事政権によるミャンマー変更を是としない立場)の通史を扱っていますが、紙幅の大部分が近代以降で占められます。戦後の混乱と軍政についてはアウンサンの暗殺なかりせばと思ってしまいますが、生きていたらいたで独裁者になってた可能性も否定できないところがまた。本書刊行時ではアウンサンスーチーも復権して民主化の流れも見えてきたところでしたが、21年のクーデターで逆戻りしてしまったのは残念なことです。2023/01/15

hide

8
ミャンマー入門のための好著。おもに王朝時代→英植民地→独立して民主政→クーデターによる軍政→再度の民主化という近現代史を扱った本。 植民地化と軍部クーデターは歴史的悲劇であるが、ミャンマーという国の運の悪さに同情を禁じえない。英植民地になった主因は英領インドにあまりに近く、農業・鉱物資源に目をつけられて後背地にされてしまったからであるし、軍部クーデターは独立間際にアウンサンというリーダーを失い(存命なら旧ユーゴのチトーみたいになったのでは)、さらに支配しにくい山岳地帯に多民族を抱えたからでもある。2021/05/23

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