中公新書
日めくり四季のうた

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121020826
  • NDC分類 911.08
  • Cコード C1292

内容説明

冬になれば落葉樹は葉を落とす。この単純で平凡な樹木の営みをほめたたえるうたがある。人間の世界に暮らしていると忘れてしまいがちになるけれど、単純で平凡なものこそ宇宙の根幹であることを、詩は私たちに告げる。本書では、俳句の実作者でもある著者が、一日一詩のかたちで、俳句、短歌、漢詩などを紹介し、著者のことばを添えている。どう読んだらいいのか、何を見るべきか。そのことばで、詩がいっそう輝きを増す。

著者等紹介

長谷川櫂[ハセガワカイ]
1954年(昭和29年)、熊本県生まれ。俳句結社「古志」主宰、朝日俳壇選者、「季語と歳時記の会」代表。東京大学法学部卒業後、読売新聞記者を経て俳句に専念。『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞(1990年)、句集『虚空』で読売文学賞(2003年)を受賞。2004年から「読売新聞」に詩歌コラム「四季」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dowalf

8
短歌、長歌、俳句、川柳、漢詩…この国にある膨大な数の詩歌から一日一つを紹介する、読売新聞の「四季」。この「四季」の2008、2009年分から365の歌がまとめられた一冊です。季節の移ろいを独特の感覚で捉えた歌にはっとしたり、共感した歌が平安時代に詠まれたものだったりと、人の感性に触れることってすごく楽しいと思えました。2014/11/20

donky

2
日めくり本6冊目? 古今の短詩型文学の紹介。現代俳句の名手が万葉から川柳、小唄、また漢詩に至るまで案内した日めくりアンソロジー。季節感のない日常にあって、「四季」を感じる日本語の繊細、風情は短詩型文学にこそ蔵せられている。まるで日々を旅する気にさせてくれます。とりわけ現代でも連歌を楽しむ人々が紹介されているのがいい。2016/10/01

とむ

1
天皇から名もなき人まで、色々な詩歌を詠んでいるというのはやはり凄いことだろう。2022/07/22

skr-shower

1
新聞連載も楽しく読んでます。季節が巡っていくのがすてき。写真も添えてあると嬉しいな。これも「折々のうた」もゆっくり観賞したい。2018/06/09

haruka

0
毎日に季節を添えて2016/10/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1368985
  • ご注意事項