感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
83
予告と公式HP以外の情報を遮断した上で観に行った、ルカ・グァダニーノ版『サスペリア』。その結果、感動による滂沱の涙でマスカラが落ちることになりました。「この映画をよく、知るにはパンフレット以外の専門本が必要だ!」と思った人にこの本はうってつけです。おかげさまで分からなかった部分が分かりましたから。しかし、批評家も賛否両論なんだな・・・。後、全く、気付かなかった、ある事実をこの本で始めて知り、改めて衝撃を受けたのです!本当!?また、やっとオリジナル版『サスペリア』での幽霊のシーンがどこかも分かりました(笑)2019/01/27
Vakira
34
ヒグチユウコ展に行って「サスペリア」のポスターの原画を見た。鮮血のような真紅の背景に少女ダンサー。そのポスターに魅かれリメイク版「サスペリア」を見に行った。「サスペリア」オリジナルは見ていない。10年ぐらい前に「サスペリア・テルザ」を映画館で見たのが、初ダリオ・アルジェント。魔女の裸体と鮮血ブシャ~。これがアルジェントの印象になってしまった。そして今回の「サスペリア」監督は変わってルカ・グァダニーノ。この人かなり話題となった「君の名前で僕を呼んで」の監督。予告を見た限りではBL青春もの。2019/02/01
Kouro-hou
32
アルジェントスキーでオリジナル版が大好物です。リマスター版も持ってます。さらに最愛は続編の『インフェルノ』です。ダン・ブラウンじゃないよw 「サスペリア」リメイク版公開のおかげで、ダメ映画扱いされる事の多いインフェルノがポジティブな文脈で語られる機会が得られて誠に至極至福。ぶっちゃけリメイク版に関しては完成する事自体が素晴らしいけどコレジャナイ感が…。固有名詞の使い方とか元を知ってるとクスッとなれるのは好きですが。リメイク版の副読本としては優秀。邦題だけの「新サスペリア」とかまで扱うのは秘宝らしくて良いw2019/02/02
ぐうぐう
21
本書の刊行を可能にした(あるいは、刊行の動機と言ってもいいかもしれない)のは、ルカ・グァダニーノがリメイクした『サスペリア』が、賛否両論を巻き起こすほどの大胆なリメイクであったからこそだ。本書は、オリジナルであるダリオ・アルジェント版『サスペリア』とルカ版とを徹底的に比較し解読した内容であって、公開のタイミングで安易に刊行されたガイドブックの類いとはまるで違う。ルカ版に喝采を叫ぶ者、戸惑う者、否定する者、識者によってその反応は様々だが、それは結果的に、ルカ版が凡庸なリメイクではなく、(つづく)2019/02/17
キャル
8
映画評論家の話はどうでもいいですが、ルカ・グァダニーノ監督のインタビューに興味があったので、立ち読みしました。映画は観ています。感想は後ほど・・・(笑)。2019/01/27