内容説明
忠臣蔵の四十七士が討ち入り前に集合したのはうどん屋だったのか、蕎麦屋だったのか?日本における蕎麦の歴史は古く、縄文時代にさかのぼるが、現在の私たちが知る蕎麦(蕎麦切り)が広く食されるようになったのは江戸時代初期。うどんに替わって江戸の町に定着したのは十八世紀中頃、明和・安永以後である。蕎麦が江戸の人々にとって欠かすことのできない食べ物になっていく様子を、川柳、歌舞伎、落語などから愉しくさぐる。
目次
第1章 赤穂浪士、蕎麦屋に集合
第2章 蕎麦をめぐる光景
第3章 芭蕉と蕎麦
第4章 漢詩人、蕎麦を詠む
第5章 蕎麦の笑話
第6章 『化物大江山』のうどん童子退治
第7章 蕎麦屋仁八というキャラクター
第8章 落語で啜られる蕎麦
第9章 浮世絵の中で蕎麦は
著者等紹介
鈴木健一[スズキケンイチ]
1960(昭和35)年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学助手、茨城大学助教授、日本女子大学教授を経て、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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