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平凡社ライブラリー
オーウェル評論集〈4〉ライオンと一角獣 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582766929
  • NDC分類 934
  • Cコード C0398

内容説明

マッギルの漫画絵葉書、少年週刊誌、探偵小説、ノンセンス詩、理想のパブとイギリス料理、クリスマスのお祝い、一杯のおいしい紅茶―。保守主義でもナショナリズムでもない、愛国心に基づいて、人々の生活に息づく小さなものをスケッチした共感あふれる“イギリス民衆文化論”。

目次

ライオンと一角獣―社会主義とイギリス精神
ドナルド・マッギルの芸術
少年週刊誌
おかしくても、下品ではなく
ノンセンス・ポエトリー
よい悪書
バンゴーからの汽車の旅
イギリス風殺人の衰退
スポーツ精神
イギリス料理の弁護
一杯のおいしい紅茶
パブ「水月」
クリスマスを迎えて―「私の好きなように」より
ひきがえる頌
ブレイの教区牧師のために弁明を一言

著者等紹介

オーウェル,ジョージ[オーウェル,ジョージ][Orwell,George]
1903‐1950。イギリスの作家・ジャーナリスト。本名エリック・アーサー・ブレア。インドのベンガル州モティハリで生まれ、セント・シプリアン校、イートン校で学んだ後、1922年から5年間、大英帝国の警察官としてビルマに勤務。辞職後、パリやロンドンで放浪生活をしながら作家となる。1936年に内戦下のスペインに赴き、共和国側の民兵として戦うが、狙撃を受け負傷。その後、著書の刊行やラジオ番組の製作を行う。1945年に『動物農場』、1949年に『1984年』を刊行

川端康雄[カワバタヤスオ]
1955年、横浜生まれ。日本女子大学文学部教授。英文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ピクミン

1
特に面白かったのは「一杯のおいしい紅茶」や「イギリス料理の弁護」のような食文化の話。紅茶への拘りがあれこれ長くわざわざ評論に残すのはさすがイギリス人だし、レストランに対する不信は「パリ・ロンドン放浪記」での皿洗い暮らしでレストランの裏側を見ているのも相まってかなり深刻なものと思える。そして、この評論を読んでもイギリス料理があまり美味しそうな気がしないのがなんとも言えない。2017/04/02

ダージリン

0
オーウェル評論集も何とか全4巻を読むことが出来た。全巻を通じキレのある書きっぷりで面白かった。この巻は少年向けの雑誌や、紅茶の飲み方など、日常のものを多く取り上げているが、冒頭の「ライオンと一角獣」はオーウェルらしい志向が窺えて、実に読み応えがあった。ヒトラーとの戦争の最中にイギリスはどうあるべきかを語っており、そういう背景がどこか緊迫感を漂わせる要因となっているのではなかろうか。2018/10/16

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