中公新書<br> 「鬼子」(グイヅ)たちの肖像―中国人が描いた日本人

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中公新書
「鬼子」(グイヅ)たちの肖像―中国人が描いた日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018151
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C1298

出版社内容情報

中国人は、日本人をどのように描いてきたのか。古代から現代まで、史書から絵入り新聞・映画まで、その描きッぷりを楽しもう。

内容説明

古来、中国人は日本人をさまざまにイメージし、歴史書に記録し、絵画に描いてきた。そのなかには、荒唐無稽なものもあるが、驚くほど現実に近く詳細なものもある。本書では、かつて日本人が「倭」と呼ばれていた時代の歴史書や地理書から、明の時代に人々が使っていた日用の辞書、日清戦争前後に発行された絵入り新聞、現代の映画に至るまで、中国人による日本人=「鬼子」イメージの変遷をたどる。

目次

1 「日本人」と「鬼」(異人の描きかた;「鬼」が来た! ほか)
2 「人」と「鬼」の図像学(「人」とはなにか?;「鬼」―「人」にあらざるもの ほか)
3 清朝末期の日本人像(『点石斎画報』;「東洋」の異人 ほか)
4 怪物は東洋から(日出ずる処の妖怪たち;巨大生物の島国;ニッポン怪獣図鑑;四つ首の奇獣)
5 戦争と「倭奴」たち(「倭人」ふたたび;戦況の報告 ほか)
6 「倭奴」から「鬼子」へ(台湾民主国をめぐって;台湾の倭奴たち ほか)

著者等紹介

武田雅哉[タケダマサヤ]
1958年(昭和33年)、北海道に生まれる。北海道大学文学部卒業。北海道大学大学院文学研究科博士課程中退。北海道大学大学院文学研究科教授。専攻、中国文学。著書『蒼頡たちの宴』(ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

17
タイトルから想像されるほど広い範囲を扱ってはおらず、清末の絵画資料から見た日本人イメージがメイン。掘り下げも浅く、単に面白いものを集めてみましたという印象。だが「あとがき」を読むと、著者なりの韜晦があるようにも感じる。まあ、ここは素直に楽しんでおくのが吉だろう。清の画家が描いた日本人像を見ると、明治に入ってからも相変わらずちょんまげに和装姿。あのスタイルがよほど印象的だったのか。ただ、我々だって「中国代表」ラーメンマンを辮髪にしているのだから人のことは言えない。2025/08/11

みなみ

13
中国人はむかしから異国人を「鬼」と見做していた。近代になると西洋人が中国人の敵となり、「鬼子」と呼ばれた。その後日清戦争など近代史の中で、日本人は西洋人と区別される形で「日本鬼子」と呼ばれ、やがて侵略戦争により、日本人それ自体が「日本鬼子」と敵視されるようになる。むかしから外国人を鬼と呼んでいたというのは、日本人も同じで、なるほどと納得してしまう。図録が多くて読みやすい一冊だった。2023/07/10

ののまる

5
図像学と割り切れば面白いとは思うけど。2015/03/08

竜王五代の人

4
日清戦争前後の中国の絵入り新聞に現れた日本と日本人像の本。中国語の「鬼」は日本語とは意味が違うとは言われるけど、語感で言えば日本語で言うところの「鬼畜米英」じゃなくて「異人」あたりに近いんじゃないかと感じた。グイヅと読みがな振るだけある。絵画表現にはある程度の蔑視もあるけどまあ許容範囲。それよりも、日清戦争が終わった後に急に中立的な表現に変わったという現象の方が驚きである。2023/02/12

bittersweet symphony

2
著者は北海道大学教授、中野美代子氏の舎弟でもあります(中国の絵入り新聞についての共著を以前読みました)。予想していたのは古代史から現代までの中国史に現われる日本人の図像の変遷というものでしたが、19世紀末の日清戦争前後の図像の紹介が主で、荒俣宏的なあまり必要そうでないものを一生懸命集めて満足している感がありちと期待はずれでした。戦時のマスコミのプロパガンダへの利用のされぶりが強調されてもいますが、まぁ常識的な考え方ですね。2005/10/07

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