中公新書<br> なんのための日本語

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中公新書
なんのための日本語

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  • サイズ 新書判/ページ数 258p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121017680
  • NDC分類 810
  • Cコード C1281

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nさん

2
2004年刊行。博識の知識人による「言葉」に関するエッセイ。学校では「国語」という授業があるのに「日本語」という授業はない。国際言語としての日本語から、私たちの日々使っている日本語を問いなおしている。手厳しいけど、ユーモアも感じられる。著者は国語教育の実用性を欠いた文学偏重への陥りを指摘する。「日本語を母語として育った人間なら、誰でも日本語が上手に話せると思うのは驚くべき錯覚である」と。日本人と外国人との間に、言語学習の「内外格差」があるのではないか?と。日本人が「日本語」を学ぶという視点が面白い。2022/05/23

niko

1
前書きに「『日本語の利用者』の意見である」と書いてあったのでそういうつもりで本を読みました。全体的に少しまとまりがない感じがしましたが、面白かったです。細かいところは賛成できない部分ももちろんありましたが、特に国際語としての英語と日本語について述べている部分は良かったです。日本語を扱っている本の中では好きな部類に入りますね。2012/06/12

結城あすか

1
現在の日本語と日本語教育に関する簡単な教養書だか、あるいは軽いエッセー集とか思って読んでみたのだけど、意外と中身の割りに文章がしつこくて読むのに時間がかかってしまったにょ。日本語のありかたについてもっともなことを書いてある本なんだけど、表現がくどい割には深く掘り下げたりしてるわけじゃないので、とにかく読みづらい本にょ。著者は社会に広く提案してるのか、単にぐだぐだ文句を言ってるだけなのか、非常にわかりづらいにょ。2005/09/29

一二三

0
面白い。とてもわかりやすい言葉づかいで、専門的な勉強をしていない読み手でも日常で日本語を使っている人ならわかるようなものだった。そうなのだ、わざわざ難しい日本語を使う必要なんて全くない。なのに何故、政治家等の「エリート」と呼ばれる人たちは皆漢語や外来語を用いて話すのか。何故、科目名は日本語ではなく国語なのか。様々な視点から『なんのための日本語』かを改めて考える書。2017/02/09

uo

0
10年ほど前の本なだけに内容が少々古いと感じた。納得できないところと納得できるところが半々。人の受け売りばかりかと思えば少々強引な持論もある。速記本について興味がわいた。文字の表記に関して新しい考え方に出会えた。冒頭やあとがきに書いてあったように著者の考えをまとめた本である。2015/12/29

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