中公新書<br> 物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代

個数:
電子版価格
¥902
  • 電子版あり

中公新書
物語 スペインの歴史―海洋帝国の黄金時代

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月17日 15時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016355
  • NDC分類 236
  • Cコード C1222

内容説明

キリスト教国の雄スペインは、カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。八世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を逐い、一四九二年、レコンキスタを完了。余勢を駆って海外へ雄飛し、広大な領土を得て「太陽の没することなき帝国」の名をほしいままにする―。国土回復戦争の時代から、オスマン・トルコとの死闘を制して絶頂をきわめ、宿敵イギリスに敗れて斜陽の途をたどるまでを流麗な筆致で描く。

目次

第1章 スペイン・イスラムの誕生
第2章 国土回復運動
第3章 レパント海戦
第4章 捕虜となったセルバンテス
第5章 スペイン無敵艦隊
終章 現代のスペイン

著者等紹介

岩根圀和[イワネクニカズ]
1945年(昭和20年)、兵庫県に生まれる。神戸市立外国語大学文学部イスパニア文学科卒業。同大学院文学研究科イスパニア文学専攻修士課程修了。現在、神奈川大学外国語学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

210
キリスト教徒、ユダヤ人、ムスリムが隣り合う歴史風土。ウマイヤ朝に続き、カスティーリャも初めは三宗教の共存を掲げたが、スペインは排他的なカトリック国になっていく。異端審問、グラナダ侵攻や(殆ど記述がなかったけど)新大陸での暴虐、内戦やテロ…と、〝寛容〟は力関係の上にあるとしか思えない(歴史の裏側にはそれを守った人もいると信じたい)。初めの方は時系列がぐちゃぐちゃして判りづらかった。レパント海戦辺りから浸れて、セルバンテスの苦難に満ちた帰郷や兵糧調達の話は引き込まれた。こんな男がいると想像するだけでも愉しい。2024/12/18

アキ

85
スペインの歴史の物語。BC3世紀ローマ帝国から、西ゴート王国、711年スペイン・イスラムの誕生をまずイスラム軍の兵士の目線で物語風に語られる。そしてレコンキスタにより1492年グラナダが陥落し、イスラムは滅亡。同年コロンブスが航海に出発する。1571年レパントの海戦では、後に「ドン・キホーテ」の作者になるセルバステンの目線で、ガレー船での戦闘の様子やアルジェでトルコの捕虜となるエピソードからイギリスとの無敵艦隊の物資の調達に至るまで。現代の章では詩人ロルカの無念の死から歴史を語る。物語調なので読みやすい。2021/02/17

molysk

66
「太陽の没することなき帝国」スペインの隆盛と没落。八世紀、イスラム教徒はイベリア半島の大部分をその支配下に置くが、キリスト教徒はわずかに残された土地からの反攻を重ねて、十五世紀には国土回復運動を完了する。十六世紀には、イスラム世界の雄、オスマントルコをレパントの海戦で破り、カトリック世界の盟主となる。だが、その繁栄は長くは続かなかった。新教徒の反乱に加担するイギリスとの決戦に臨むも、無敵艦隊は壊滅。帝国の運命は斜陽へと向かっていく。スペイン文学者である筆者が、セルバンテスらを横糸にスペインの歴史を紡ぐ。2022/12/18

skunk_c

65
著者自身が端から通史ではなく、興味深いスペインにとって大きな転換になる事件を物語にするという、このシリーズらしいスタイルを貫いているため、極めて面白い。さらに専門のセルバンテスをある種の「語り部」のようにしているが、彼はまさにスペインの盛衰のただ中にいたことを実感した。レパント海戦、無敵艦隊とイギリスの戦いについて、これだけ詳しく書かれたものも珍しく、この「バランスの悪さ」が魅力だ。欲を言えば終章の現代編、フランコ時代の内戦やバスクのテロについて書いてあるが、ここにも個性的な人物が出せたように思うが。2020/08/21

i-miya

48
2013.06.26(初著者、初読)岩根圀和著。 (カバー) キリスト教国の雄、スペイン。 セスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻。 ここからスタートするスペイン。 8C以来、イベリア半島を支配するイスラム勢力を駆逐する。 1492、レコンキスタ、完了。 余勢を駆り、海外へ出るスペイン。 広大な領土を得るスペイン。 「太陽の没することのない帝国」の名をほしいままにするスペイン。 国土回復戦争、オスマン・トルコとの死闘。 宿敵イギリスとの対決と敗北。 斜陽の道。 2013/06/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/570740
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品