内容説明
福祉の肥大化と官僚化がエスカレートし、試練にさらされる「モデル国家」スウェーデン。経済の停滞を契機として、福祉政策の行き詰まりが顕著となってきた。少子高齢化や家庭の崩壊といった社会問題も深刻だ。だが、日本型福祉の今後を模索するうえでスウェーデンの試行錯誤は大いに参考となる。この国が実現した平等と豊かさから学ぶべき点も少なくない。これまで語られなかったスウェーデンの実像に迫るレポート。
目次
第1章 スウェーデン人における人間の研究―日本人との相似と違い(無口な人々;強烈な個人主義; ほか)
第2章 福祉社会の裏側―その光と影(福祉国家の素顔;福祉の行き詰まり ほか)
第3章 北欧に王国ありて―中立外交180年(ナポレオン麾下の将軍、スウェーデン国王となる;開かれた王家の人々 ほか)
第4章 モデル国家の裏通り―青ざめた花々(自殺の問題;スウェーデン式犯罪―浜の真砂は尽きるとも ほか)
著者等紹介
武田龍夫[タケダタツオ]
1928年(昭和3年)、北海道に生まれる。中央大学法学部卒業。ストックホルム大学留学後、在スウェーデン大使館、外務省北欧担当官、在デンマーク大使館、宮内庁式部官、イスタンブール総領事、東海大学教授などを経て、現在、北欧文化協会理事。著書に『白夜の国ぐに』(中公新書)。『宮中物語』(中公文庫)。『物語北欧の歴史』(中公新書)。『北欧』(中央公論新社)。『北欧の外交』(東海大学出版会)。ほか多数
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