内容説明
八〇年代後半から急成長を続けながら九七年、にわかに大混乱に陥ったアジア経済は立ち直るのか、またその課題とは何か。この問題を考えるには、技術文明がいまどのような段階にあるのかの認識が必要である。即ち、産業革命以降、英、独、米、日等によって担われてきた技術文明は、二〇世紀後半、成熟期に入った。「技術の爆発」である。アジアは仕上った技術によるモノの市場・生産の場として最適な舞台なのだ。技術の観点からみる近現代史。
目次
序章 比較技術で文明を読む
第1章 技術進展を担った国々
第2章 英独に見る組織と人
第3章 技術の大衆化を進めた日米
第4章 アジアの文明における位置
第5章 アジアはいかに発展するか
第6章 技術文明の行方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
15
英、米、独、日などを歴史的に概観しながら、アジアはこれからどうなってゆくのかを考察した本。「国の技術」と「場の技術」という観念、発刊当時から危惧されていた環境問題などがすさまじいスピードで現実化していることについて考えさせられた。2013/08/01
寺田
1
イギリスで起こった産業革命、その後のアメリカと日本の工業的発展を分析しながら、今後アジアではどのように工業化が進んでいくのかを予言する一冊。特に歴史の振り返りと分析のパートは興味深かった。この本が書かれたのがだいぶ前なので、アジアの発展については予言が外れている部分もきっとあろうだろう。2017/04/30




