内容説明
多民族社会アメリカの中で「忘れられた」「見えない」マイノリティーと言われてきたアジア系アメリカ人。近年、彼らの活躍が、政治・経済・文化等の分野で目を引いている。アメリカ市民から難民まで、日系からインド系までと多面性をもつアジア系グループだが、異質性を抱えながらも共通項を確立しようと、新たな運動・研究が全米に波及している。ここには変わりゆくアメリカ、アジア、そして東と西の関係が集約して現われている。
目次
第1章 アジア系アメリカ人とは
第2章 異議申し立てをするアジア系
第3章 分裂か『あるいは』多様化か
第4章 錯綜するアイデンティティー



