出版社内容情報
『桔梗家』の芸者・お葉とともに客の利三郎を見送った箱屋の新吉に、同心の梶井扇太郎が声を掛けてきた。梶井は、「闇猿」という盗人を追っているという。彼は、最近お葉の客になった利三郎を怪しんでいるようだった。そんななか、南町奉行の退任が決まり、後任には不正の疑いのある八巻清貞が浮上してきた。強盗などの治安の悪化の黒幕に、八巻がいると睨む梶井は、新吉に協力を求めるが……。新章三部作、待望の完結編。
内容説明
『桔梗家』の芸者・お葉とともに客の利三郎を見送った箱屋の新吉に、定町廻り同心の梶井扇太郎が近づいてきた。梶井は、「闇猿」という盗人を追っているという。彼は、最近お葉の客になった利三郎を疑っているようだった。そんななか、南町奉行の退任が決まり、後任候補には不正の疑いがある八巻貞清が浮上してきた。残虐な押込みや辻強盗の黒幕に、八巻がいると睨む梶井は、新吉に協力を求めるが…。新章三部作、待望の完結編。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
39
新章も完結してしまった。2023/01/06
陽ちゃん
7
シリーズ6冊目。新章3冊目ですが完結編と。新吉を襲ってきていた相手は倒したものの、お葉やお琴のこれからはわからないままなので、本当に完結?手感じです。2023/02/04
犀門
3
No.011★★★★☆新吉、またもや同心の依頼で押し込み事件の探索に乗り出す。黒幕にいたのは次期奉行の座を狙う悪どい奴。2024/03/25
goodchoice
1
なんかこの物語も新章にになってからなんか訳のわからない筋立てとなり、まったくつまらなくなった。これで新章の完結とのことなのでよかった。2023/04/08