内容説明
鳥羽・伏見に発した戊辰戦争は、東国に戦場を移して各地に惨劇をもたらした。その波浪厳しいなかで誕生した明治新政府は、多くの矛盾を抱えつつ、近代化に向かって突き進む。しかし、性急な近代化は、日本興隆の道筋を作ったものの、伝統的美質の無惨な破壊、社会システムの歪みなどのリスクをも背負うことになる。本書は、内紛と騒擾の果てに勃発した近代最大の内乱・西南戦争に至る経緯を辿り、近代日本の原点を再検証する。
目次
第1章 なぜ徳川幕府270年の体制は亡びたか
第2章 権力闘争中の内乱と体制改革
第3章 王政復古と武力討幕
第4章 戊辰戦争と廃藩置県
第5章 国内改革と対外路線―明治六年政変
第6章 士族の反乱と自由民権
第7章 西南戦争とその政治・経済的帰結



