内容説明
フランス人宣教師のベル神父は来日してから三十年余り。人生の半分を日本で過ごし、自分がどこまでフランス人なのか、自らの感性にどこまで日本から影響を受けてきたのか、そういった問いかけに答えようとしたところから本書は始まった。日本の街に出て、電車、デパート、通りで出会った人々や見たものを通して言葉や文化、社会について自在に思索をめぐらせた。一九九五年八月に急逝した著者の、日本語で書いた最後のエッセイ。
目次
言葉
文化
教養
かたちとスタイル
イメージ
ナルシシズム
空間
もの
ご飯
会話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
本の蟲
11
最初の東京オリンピックの頃に来日し、人生のおよそ半分を日本で過ごした宣教師(兼大学講師)のエッセイ。テーマは多岐に渡るが、言葉、語源や単語の分解から日本と西洋の文化やスタイルを考察していたのが面白かった。とはいえ、それでもやはり語りや考え方にキリスト教の影響が垣間見えて、引っかかるところもあり。日本で生まれ育って、親と関係なくキリスト・イスラム教に入信する人もいるのだから、日本を訪れて宗教を捨てた人の話はないものか2024/08/20
こぽぞう☆
3
日本に30年以上住んだフランス人神父が日本語で書き下ろしたエッセイ。なのだが、それだけでは収まらない厚みがあった。この書を残し著者が急逝したのが1995年。今の日本を見て何を言うだろう?言葉をフランス語に訳したり、さらに日本語でフランス語で対義語を出し、思索に入るのは、こういった人だからできることだとは思う。2015/11/02
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