内容説明
カール大帝の文書に地名が記されて、今年1200年祭を祝うフランクフルト。中世以来、神聖ローマ皇帝の選出・戴冠都市であり、大市開催地であり、近代にあってはドイツ統一運動と国際金融の中心地となり、今日では欧州連合の中央銀行の所在地となった。この地はまたゲーテ、ロスチャイルドを生み、ビスマルク、ヒトラーに嫌われた都市でもあった。本書はこの特異な都市の歴史を辿り、ドイツの歴史を興味深く描き出している。
目次
第1部 中世から近世へ(中世都市フランクフルトの成立;国王の選挙と戴冠式;大市の発展とブックフェアの起源;ユダヤ人とゲットーの建設;宗教改革とフェットミルヒ反乱)
第2部 近世から現代まで(ゲーテの時代―フランス革命前後;フランクフルト国民議会からプロイセン都市に;産業革命と都市の拡大、金融都市化;ワイマールからナチ体制へ;終戦の破局からヨーロッパの経済首都に)
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