内容説明
インドシナ難民に加えて中国からも経済難民が日本を目指す。すでに外国人労働者は日本の経済構造に組み入れられている。そしてゴルバチョフの提唱するペレストロイカの波は東欧を揺がし、“ベルリンの壁”は穿たれた。いまや世界の国境はかつてなく開かれ、現代史は分岐点に立っている。この状況下で「モノ」「カネ」に続く「ヒト」の自由化を迫られる日本はいかに対処すべきなのか。欧米のデータを踏まえ、国際国家日本の条件を提示する。
目次
序「ヒト」の国際化に向けて
第1章 グローバリゼーションの流れ
第2章 世界旅行の王者になった日本人
第3章 外国人労働者問題の本質
第4章 西ドイツの外国人労働者体験
第5章 日本における外国人労働者受入れの問題点
第6章 自ら外国人として考える