内容説明
スターリンの死、フルシチョフのスターリン批判によって革命後長く続いたロシアの冬も終りを告げたかと思われ、文学・芸術は活気づいた。しかしパステルナークの『ドクトル・ジバゴ』批判キャンペーンは再び文学を凍てつかせた。政治はなぜ文学への干渉を続けるのか。そして投獄、追放の恐怖に耐えて作家たちは何を証言しようとしたのか。エレンブルグ、ソルジェニーツィン、マクシーモフら現代ロシア作家の苦闘の足跡を描く。
目次
シニャフスキイ・ダニエル裁判―序にかえて
第1章 「雪どけ」への道
第2章 パステルナーク事件
第3章3世代の模索
第4章 モスクワのなかの悪魔
第5章ソルジェニーツィンの告発
第6章 現代を問う作家たち
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