中公新書<br> イスラームの心

中公新書
イスラームの心

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121005724
  • NDC分類 167
  • Cコード C1214

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もくもく

2
宗教の持つある種の他者排撃性っていうのは、決してイスラム教に特有のものではなく、宗教の政治的な利用の結果で過激になるものであると改めて感じています。イスラム教の場合は、宗教と政治が密接に結びついているその存在形態によって、問題が複雑化・尖鋭化しているのではないかとも思います。 現代世界が抱えるイスラム過激派などの問題は、宗教対立を煽ることなくイスラム世界の内部からの改革を待つしかないのではないかと…その方法をこそ世界は模索するべきではないかと考えました。2015/01/11

wei xian tiang

2
1980刊行当時、日本でのイスラームに対する認識水準が相当低かったのか、やけに肩に力の入った本。一方アラブとイランを中心に語られ東南アジア、南アジアがほぼ捨象されている。2014/04/24

本命@ふまにたす

1
イスラームの特徴についていくつかの角度から検討。客観的というよりは、著者の考えが強く反映されているので、受け取り方は割れそう。2022/02/12

うちこ

1
「イスラームの原理性」「理念と現実」「 イスラーム再興の可能性」の3章で構成されています。 前半で啓示宗教としてのイスラームがユダヤ教、キリスト教と対比して書かれており、中盤以降はイスラームと大乗仏教との共通性に触れながら、仏教そのものとの違いも語られます。軸をイスラームに置きながら、仏教理解の素地をもって世界の宗教全体を理解していく流れ。 1980年の本なので「イラン革命」までのところまでまとめられています。わたしは中東の歴史に疎かったので、この本を通じてイラン革命までを学びました。2012/07/23

俺のタン塩

1
イスラムについての考え方が少し変わった。あまりにも文化を知らないことや重要視していないことを内在化してくれた本だった。ただ読んでて激しく眠くなったけどね。あと書かれたのがイラン革命後だったからその後の著者の読みは残念ながら外れてしまったわけだ。アラブの春が来た発行から30年後の今、これからどうなるのだろう。2013/04/15

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