感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
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今日は後祭の宵々山。本書のフィールドワークが行われた1973年には実現困難だったことが、今や現実となっている。巡行不参加だった山鉾も次々に復活し、祭が前後に分かれて半世紀前の姿に戻った。日本経済は73年よりずっと悪化しているが、当時祭の存続すら心配されていたことなどよそに、今も京都は祭の真っ最中である。あるいは本書をきっかけに、市民が祭の存続に力を入れた結果かも。祇園祭を文化人類学から研究した貴重な本。2016/07/22
ナポレオン井上
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名著。都市人類学の草分け。2024/08/09