感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daaaa
1
古い本だが、今読んでも勉強になることが沢山。この時代から情報理論と格闘する数学者がいたんだなぁとか（当たり前だけど）。あとは、やはり物理の性質というか、色々な条件を捨象しながら定理を導くというのは、経済学と似ているなと改めて思った。湯川先生は、現実社会と物理がどのように関わっていくかについて、かなり意識的だったようにみえるが、だからといって一次的には理論研究が重要であることは揺るがないわけで、その狭間で結構な葛藤もあったんだろうな。2017/10/07
tsumugi
0
難しかった。楽しんで読むには物理の素養も数学の素養も足りなかったかも。でもところどころわかる部分は非常に含蓄深く、今も昔も問題意識は大して変わらないのだなと思った。この人達が今の世の中を見たら何と言うだろう。技術の進歩は著しいけど、本質的な学問は何も進んでいない気がする。技術の利用だけはどんどん進んで学問が追いついていないというか。この様態は様態で研究のしがいがありそうだけど。2017/12/30
deltalibra
0
再読2010/02/09
