出版社内容情報
中東の混迷は何に起因するのか。3つの大陸の交差点に位置し、3つの一神教の発祥地でもある中東。東ローマ帝国が成立した395年から、アメリカ支配が終焉を迎えつつある現代まで、「世界の中心」の歴史を20の地図、10の年表とともに概観する。パリ政治学院で中東史の教科書として採用。
目次
日本語版序文 中心の危うい世界
世俗的歴史
第一章 ビザンツ帝国、ササン朝ペルシア、アラブ(395~661年)
第二章 ウマイヤ朝からアッバース朝へ(661~945年)
第三章 二人のカリフの時代(945~1193年)
第四章 スルタンと侵略者(1193~1501年)
第五章 オスマン帝国とサファビー朝(1501~1798年)
第六章 植民地の拡張(1798~1912年)
第七章 改革・再生・革命(1798~1914年)
第八章 委任の時代(1914~1949年)
第九章 冷戦とイスラエル・アラブ紛争(1949~1990年)
第十章 米国の中東の生と死(1990~2000年)
終 章 危機の揺籃
内容説明
ローマ帝国の東西分割から米国支配の終焉へ。西側中心史観を脱却し、宗教の枠を超えて描かれる1600年の興亡。3つの大陸の交差点、3つの一神教の発祥地、数々の緊張と紛争の淵源―パリ政治学院修士課程の講義を20の地図と10の年表とともに再現。
目次
序章 世俗的歴史
第1章 ビザンツ帝国、ササン朝ペルシア、アラブ(三九五~六六一年)
第2章 ウマイヤ朝からアッバース朝へ(六六一~九四五年)
第3章 二人のカリフの時代(九四五~一一九三年)
第4章 スルタンと侵略者(一一九三~一五〇一年)
第5章 オスマン帝国とサファビー朝(一五〇一~一七九八年)
第6章 植民地の拡張(一七九八~一九一二年)
第7章 改革・再生・革命(一七九八~一九一四年)
第8章 委任統治の時代(一九一四~一九四九年)
第9章 冷戦とイスラエル‐アラブ紛争(一九四九~一九九〇年)
第10章 米国の中東の生と死(一九九〇~二〇二〇年)
終章 危機の揺籃
著者等紹介
フィリユ,ジャンピエール[フィリユ,ジャンピエール] [Filiu,Jean‐Pierre]
1961年生まれ。パリ政治学院教授。中東の近現代史が専門。仏外務省で20年近く中東政策を担当した後、学者に転じる
鶴原徹也[ツルハラテツヤ]
1957年生まれ。読売新聞東京本社編集委員。主に国際報道を担当し、ジャカルタ、パリ、ブリュッセル、バンコク、ロンドン各特派員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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