北辰の門

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北辰の門

  • 馳 星周【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120057359
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

疫病に荒れた世を建て直す救国の英雄か、
古代社会を破壊する稀代の逆賊か。
謎多き人物の実像に、直木賞作家の筆が迫る。

時は天平。都には天然痘が蔓延し、朝廷にて我が世の春を謳歌していた藤原一族も権勢に陰りを見せていた。その中において、ひとり異彩を放つ男がいた。藤原仲麻呂(恵美押勝)。祖父・不比等や父・武智麻呂の血を色濃く受け継いだこの男は、叔母の光明皇后や次代の天皇である阿倍内親王の寵愛を受け、急激に頭角を現していく。だが仲麻呂は、祖父や父も持ちえなかった、危険な野望を胸に宿していた。北辰の門――この国の皇帝となる道を開こうとした男の、鮮烈なる一生。

内容説明

時は天平。疫病により多くの為政者が命を落とした朝堂において、ひとり異彩を放つ者がいた。藤原仲麻呂。皇后である叔母の寵愛を受け、出世の階段を駆け上がるこの男は、臣下の誰一人として持ち得ない、危険な野望を秘めていた。一方、次代の天皇である阿倍内親王は、帝となることに意味を見出せず、ただ人並みの幸せを望んでいた。かつて恋慕の情を持った仲麻呂への想いが憎しみに転じた時、時代の歯車が軋み始める―。「恵美押勝の乱」。この国を激変させた衝撃の七日間の全容とは?

著者等紹介

馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)―不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年『少年と犬』で第163回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

187
馳 星周は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。藤原南家三代、ハードボイルド歴史小説三部作、1,300頁弱、完読しました。恵美押勝(藤原仲麻呂)の乱の物語は、初読です。権謀術数渦巻く朝廷、道鏡まで絡んでいるとは思いませんでした。 https://www.chuko.co.jp/tanko/2024/01/005735.html2024/02/08

はにこ

54
これ三部作なんだね。そうと知らずに読み始めたけど、これ一作でも楽しめた。奈良時代の知識が全くなく、藤原仲麻呂という人物も知らなかったので知識欲を掻き立てられた。人を大事にせず、我が身や末裔の栄華のみを求めた男の半生。女としての喜びを知らずに生きてきた女がそれを得て力を得ていく半生。この二人の人生のコントラストが見事に描かれていた。他の2作も是非読みたい。2024/04/07

キムチ27

48
この時代が舞台の作品、は正直好みじゃなかった(黒岩氏のそれも手に取ったが挫折)馳氏が描いたそれは劇画、ノワールロマン。史実は?なんてつまらぬ詮索、脳から排除して頁を捲る。倭国大乱、倭五王など半世紀前に比し、解明が進んでいるよう。古代史と言っても入試に余りでないので飛ばした箇所~恵美押勝は勝手に髭もじゃの豪族と思っていたし。後半思いがけない奮迅の動きを見せる吉備真備。当時の70余歳と言えば仙人でしょ。彼が遣唐使を終え帰国する際の苦労は伝説。共に苦労した阿倍仲麻呂と作中の仲麻呂を勘違いしてた。孝謙&道鏡は倭版2024/04/21

まえぞう

34
不比等、四兄弟の後はやはり仲麻呂でした。栄華を極めた仲麻呂が、あと少しのところで転げ落ちる。こうしてみると、本当にすごかったのは光明皇后ということになるんですかね。天武と持統が築いた平城京の最後は道鏡ですが、藤原ではなくなるので、このシリーズ、ここまでですかね。2024/02/01

hirokun

33
星3 馳星周さんは、新刊を中心に読んでいる作家さんですが、今回の藤原家三部作も三作品とも読みました。壬申の乱から恵美押勝の乱に至る歴史を再度振り返ることが出来ました。この作品を通しても権力闘争の凄まじさ、人間の際限ない欲望、最終的に人間関係のかなめとなるものは情であるという真理を学ばせてもらいました。ただし今回の作品は、些か深掘りがされてなく、あっさりと読み流すような読書に終わりました。2024/02/10

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