名場面でわかる刺さる小説の技術

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名場面でわかる刺さる小説の技術

  • 三宅 香帆【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120056574
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

名場面があれば小説は勝てる! 『バズる文章教室』等で話題の書評家が、人気作家25人の書いた名場面を例に、「読む技術」と「書く技術」を指南。あなたが書きたい場面を活かすポイントがわかる、創作クラスタ必読の1冊。

■目次(一部抜粋)

講義編
講義1 本書を書こうと思った経緯と、本書の使い方 
講義2 名場面の重要性 
講義3 NG場面を見てみよう 
講義4 名場面を書くために必要なこと 

名場面編
第1章 運命のふたり? ―さまざまな関係を書く― 
名場面1 ライバル 『スロウハイツの神様』辻村深月
名場面2 友情 『最愛の子ども』松浦理英子
名場面3 恋愛未満 『純情エレジー』豊島ミホ
名場面4 恋愛 『アンソーシャル ディスタンス』金原ひとみ
名場面5 師弟 『銀橋』中山可穂
名場面6 家族 『キッチン』吉本ばなな
名場面7 動物との関係 『ことり』小川洋子

第2章 ふたりはどの段階? ―関係性の変化を書く― 
名場面8 出会い 『空飛ぶ馬』北村薫
名場面9 関係性の変化 『ナラタージュ』島本理生
名場面10 ハードル 『塩の街』有川浩
名場面11 回想 『喜嶋先生の静かな世界』森博嗣
名場面12 片思い 『愛がなんだ』角田光代
名場面13 孤独 『蹴りたい背中』綿矢りさ
名場面14 別れ 『ジョゼと虎と魚たち』田辺聖子

第3章 事件はどこで起きてる? ―場面設定を書く― 
名場面15 学校 『図書室の海』恩田陸
名場面16 食卓 『何様』朝井リョウ
名場面17 職場 『わたし、定時で帰ります。―ライジング―』朱野帰子
名場面18 買い物 『上流階級 富久丸百貨店外商部Ⅲ』高殿円 
名場面19 異世界 『後宮小説』酒見賢一
名場面20 どんでん返し 『死ねばいいのに』京極夏彦

第4章 そして、物語が転換する ―イベントを書く― 
名場面21 卒業式 『こころ』夏目漱石
名場面22 夏休み 『放課後の音符』山田詠美
名場面23 季節の変わり目 『自転しながら公転する』山本文緒
名場面24 クリスマス 『太陽の塔』森見登美彦
名場面25 結婚式 『細雪』谷崎潤一郎

あとがき 

内容説明

人気作家25人はどう書いた?創作クラスタ必読!名場面が、ひとつあれば勝てる!『バズる文章教室』の書評家が教える、小説を「読んで書く」極意。

目次

講義編(本書を書こうと思った経緯と、本書の使い方;名場面の重要性;NG場面を見てみよう;名場面を書くために必要なこと)
名場面編(運命のふたり?―さまざまな関係を書く;ふたりはどの段階?―関係性の変化を書く;事件はどこで起きてる?―場面設定を書く;そして、物語が転換する―イベントを書く)

著者等紹介

三宅香帆[ミヤケカホ]
書評家、作家。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっち

39
小説を読む人や、書く人に役立つ。読む人には、著者の紹介する本の中で、読みたい本がきっとあるので参考になる。私は森博嗣さんの『喜嶋先生の静かな世界』を読みたくなった。喜嶋先生は大学教員。主人公は大学生。「社会」と「研究」が対立するものとして描かれる。「研究」に属していた主人公が、「社会」に寄っていく。そのとき喜嶋先生への印象や、二人の関係性がどうなるのか。読みたい一冊になった。書く人には、どうしたら面白い小説になるかが参考になる。「自分が好きな場面を挙げられること」が面白い小説の共通点。それをどう書くか。2024/01/27

くさてる

26
書評家として活躍している著者が小説を書く人の参考になる小説の名場面を収録し、解説した内容。紹介されている小説はおそらく(未読のものが多いので)どれも名作で、取り上げられている場面も名場面なのだろうけど……。小説技法の解説というより、著者が「ここがいいよね!」「ここわたし好き!」と言い続けているのをただ読まされているような印象でした。テクニカルな内容じゃなく、オタクにぐっとくるような小説の書き方の本を、と著者は書いているけれど、やっぱり、ぐっとくるにはまずテクニカルな技法とその解説が必要なんだと思います。2023/06/22

Taka

18
文学少女力に恐れ入る。犬のかたちをしているもの。運命の二人?様々な関係。二人にしか理解できない。裏の意味。わかる、わからない部分の書き分け。確信をついた会話の応酬。師弟の距離のへただり。家族がわかちあっているもの。関係性の変化を描く。出会う前の孤独の描写が出会いを引き立てる。愛がなんだ。主観的の徹底。場面設定が小説に与えるもの。物語が転換するイベントの書き方。季節の変わり目の細部。細雪はハッピーエンドの予想を裏切る。わかりやすい面白いさ。知識の面白さを求めてばかりいるけど、文字世界の面白さを感じたくなる2023/11/08

たか厨

17
2023年5月刊。2021年4月~2022年2月にかけ、WEB連載された記事に加筆・訂正の上、書き下ろしを加え、書籍化。この筆者の本は初読み。書評家の筆者は「良い小説の条件は『名場面があること』」と定義。「作家志望者は、自作に名場面を作ると良い」として、お手本となるような「名場面」を、古今の日本作家の小説から筆者が厳選したのが本書だ。計25作の小説からの「名場面」(25作中、私の既読作は4作)を「何が描かれているか?」で大きく4つ(「さまざまな関係」「関係性の変化」「場面設定」「イベント」)に分類し(続)2023/11/14

鹿ノ子

9
名場面から小説の技術を読み解くという、たいへん興味深い試みでした。例に取り上げられていた作品が既読のものばかりだったので余計に勉強になりました。2023/10/09

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