出版社内容情報
【紀伊國屋書店チャンネル】
近藤麻理恵が片づけてきた1000以上の部屋にまつわる実話を基に、川村元気が紡ぐ7つの部屋の物語。
気鋭の絵本作家・大桃洋祐のカラーイラストを40点以上収載。読売新聞連載時から話題沸騰の小説がついに単行本化!
わたし、橙木ミコには、誰にも言えない秘密がある。
部屋にある、モノの声が聞こえてしまうのだ。服や靴、本や家具がみな、話しかけてくる。
わたしは、依頼された家の“片づけ”を手伝う仕事をしている。
今、わたしの隣にいる片づけの相棒はボクス。おしゃべりな小箱だ。
どうして、片づけが仕事になったのか? どうやって、モノの声が聞こえるのか?
そもそも小箱が相棒って、どういうこと?
きっとあなたは不思議に思うだろう。けれども、これはどれも本当の話。
わたしが片づけてきた部屋は、千を超えた。
服を手放せない主婦、本を捨てられない新聞記者、なんでも溜め込んでしまう夫婦、好きなものが見つけられない少女、死の間際に片づけを決意する老婦人……。
部屋の数だけ、そこに暮らす人と、おしゃべりなモノたちとの思い出がある。
今からすこしだけ、その話を聞いてもらえたらと思う。
内容説明
わたしにはモノの声が聴こえる―ミコは、依頼された家の“片づけ”を手伝う仕事をしている。服を手放せない主婦、本を捨てられない新聞記者、なんでも溜め込んでしまう夫婦、好きなものが見つけられない少女、死の間際に片づけを決意する老婦人…。部屋の数だけ、そこに暮らす人と、おしゃべりなモノたちとの思い出がある。近藤麻理恵が片づけてきた1000以上の部屋にまつわる実話を基に、川村元気が紡ぐ7つの部屋の物語。
著者等紹介
川村元気[カワムラゲンキ]
1979年横浜生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。2010年、米『The Hollywood Reporter』誌の「Next Generation Asia」に選出され、翌11年には「藤本賞」を史上最年少で受賞。12年、初小説『世界から猫が消えたなら』を発表し、世界二三か国で出版された。18年、初監督作品『どちらを』が第七一回カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に選出される
近藤麻理恵[コンドウマリエ]
片づけコンサルタント。幼少期から片づけの研究を始め、独自の片づけ法「こんまりメソッド」を編み出す。2010年に出版した著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界四〇か国以上で翻訳され、一三〇〇万部を超える世界的大ベストセラーに。15年、米『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出。Netflixに冠番組を持つ、当番組はエミー賞二部門にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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machi☺︎︎゛
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