母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

  • 原田 ひ香【著】
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  • 中央公論新社(2021/09発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120054648
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

昭和、平成、令和――時代は変わっても、実家から送られてくる小包の中身は変わらない!?


業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物――。



実家から届く様々な《想い》を、是非、開封してください。

内容説明

業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物―。家族から届く様々な“想い”を、是非、開封してください。

著者等紹介

原田ひ香[ハラダヒカ]
1970年神奈川県生まれ。2006年「リトルプリンセス二号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

501
六つの短編が連作短編の形式をとるこの作品。六つの短編の主人公たちは物語の中でそれぞれに思いを寄せる人物から『小包』を受け取ります。そして、そのことが主人公たちに何らかの感情を生んで物語は進んでいきます。『小包』というものに送り主の深い愛情がこめられていることを強く感じさせてくれたこの作品。この作品を読んで『小包』というものが持つ深い意味合いを改めて考えるきっかけとなりました。そう、読む前に書名から受けたマイナスな印象が、読後全く別物に感じられるようになった、そんな人の優しさに触れることのできた作品でした。2022/03/30

ノンケ女医長

397
てっきり、母親との葛藤に終始する物語かと早合点してしまった。小包を送る母、それを受け取る娘が、お互いを想っている。娘を心から案じて、たくさんの気遣いも込めて梱包した母親は、本当に美しい。それをきっかけに、孤立が軽減した女子大生(上京物語)が、今後充実したキャンパスライフを過ごせたらと思う。恋する女性から、ありのままを告げられる幸多は、どう受け止めるのか(疑似家族)。次の章にも登場する都築めぐみの助言も素晴らしかった。母親から小包を受け取ったことがない私にとって、今作の読書体験で幸せな気持ちになれた。2023/02/16

kotetsupatapata

338
星★★★★☆ 意表を突いたタイトルと、お気に入りさんのレビューが良かったので気になっていた1冊 内容は故郷の母親からの小包にまつわる家族との絆や縁という定番のネタではありますが、どの話も少し切ないながらも、温かい気持ちに包まれ、離れた両親を思いだしたくなるストーリーでした。 「最後の小包」の弓香だけは、ちょっと人として器の小さいキャラでしたが😢 小生も実家に帰ると手土産持たされますが、今後はこんなのいらんわ~ 等と思わず、感謝して受け取りたいと心から思いました2022/04/17

ひめか*

311
母親の小包をテーマにした短編集。タイトルからして母との確執を描いたような作品と思っていたら違って、みんな嫌いとか鬱陶しいという感情があっても、ラストは温かい作品が多かった。「擬似家族」が印象的。メルカリで紅あずまやお米を購入している先に、親の代役を頼むほど仲良くなれたのも素敵で、それに対する相手の返答も良かった。「最後の小包」は母が死ぬ前に送ってくれた小包を知る感動のラスト。母は不器用で娘に口出ししたり、おっせかいを焼いてしまうこともあるけど、そこには愛があるんだよな。その愛に娘が気づいてくれて良かった。2023/10/16

のぶ

258
刺激的なタイトルに魅かれて手に取った。6つの短編が収められているが、一つの話を除いて、他の4篇は独立している。共通しているのは、どれも親子の話で物語に小包が絡んでいるところ。皆、様々なドラマが描かれていて、それには親子間や血縁関係にある人たちの軋轢が入っていて、登場人物の心情はとても良く伝わって来る。でも何があっても親子の関係は絶対的なもので、愛情がどこかで伝わって来るような構成になっている。どの話も良かったが、毎年父親に羅臼から昆布を送り続けてきた女性の謎を描いた「北の国から」がお気に入り。2021/10/12

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