流人道中記〈下〉

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流人道中記〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052637
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

読売新聞大好評連載、待望の書籍化。


浅田作品史上、最高の涙をあなたに。





この男、仏か、罪人か。


奥州街道の終点、三厩へ向かい北へと歩む罪人・青山玄蕃と、押送人・石川乙次郎。


道中の宿場で、二人は抜き差しならぬ事情を抱えた人々と行き会う。


親の仇を探し旅をする男、無実の罪を被る少年、病を抱え宿村送りとなる女……。


彼らを救わんとする玄蕃の行動に触れるにつれ、乙次郎の武士としての心は揺らいでいく。


やがて明らかになる、玄蕃の抱えた罪の真実。


小説でしか味わうことのできない、感動の結末が訪れる。

内容説明

「武士が命を懸くるは、戦場ばかりぞ」流人・青山玄蕃と押送人・石川乙次郎は、奥州街道の終点、三厩を目指し歩みを進める。道中行き会うは、父の敵を探し旅する侍、無実の罪を被る少年、病を得て、故郷の水が飲みたいと願う女…。旅路の果てで明らかになる、玄蕃の抱えた罪の真実。武士の鑑である男がなぜ、恥を晒して生きる道を選んだのか。

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞・司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、10年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、15年紫綬褒章、16年『帰郷』で大佛次郎賞、19年菊池寛賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

331
新型コロナウィルス対策購入シリーズ第十九弾、上・下巻、666頁弱、完読しました。著者の真骨頂、時代人情噺、堪能しました。新作落語にでも仕立てられそうです。下巻も上巻と同じボリュームで、最期にもう一つドラマがあった方が、なお良かったと思いますが、新聞小説の制約でしょうか? https://www.chuko.co.jp/special/runin/2020/04/28

パトラッシュ

184
(上巻から続く)糞のような上司に冤罪を着せられながら、そんな男を生んだ武士道という幻想を傲然と否定して切腹を拒み、家を破却すると決めた玄蕃の生き方は誇り高い巨象のようだ。最終章で蝦夷地へ送られる玄蕃から武士として男としての生き方を教えられた乙次郎が「父を送る子と同じように」涙する場面は深い感動を呼ぶ。玄蕃もまた乙次郎を鍛えたことで、自分の人生に意味を得たと満足して去っていく。貴重な人生経験を経て立派な侍となった乙次郎が、玄蕃に学んだ通り不器用ながら誇りを忘れず幕末維新の動乱期を駆け巡る物語を読みたくなる。2020/04/09

やま

181
武士を貫き通した青山玄蕃…。字の大きさは…小。旗本3250石、新番組士の青山が冤罪で蝦夷福山へお預け。押送する町奉行所与力見習の石川乙次郎19才は、この旅でどこまで成長するか楽しみな物語です。青山は、破廉恥罪で切腹を申し渡されたのであるが、言い訳をせず、腹を切るいわれがないので拒みます。そこで蝦夷福山の松前伊豆守へお預けとなります。江戸から津軽三厩まで、青山を石川が押送します。その旅で、石川は、どんどん成長して行きます。いろんな人が出てきます。その都度、青山が、情を絡めて見事に解決して行きます。続く→2021/06/22

修一朗

146
青谷玄蕃様の決意に心打たれて涙であります!亀吉を殺され,御家は潰されて,武士の世の中はあと10年で終わりを告げるというのに… 朴訥な奥州の人たちと交流する奥州道中の描き様がとても良かった。江戸にもどった石川乙次郎と,蝦夷に渡った青山玄蕃の後日談を是非知りたい。9年後,戊辰戦争で彼らは何を考え行動したか。短編でもいいのでぜひお願いしたい。2020/07/29

AICHAN

140
図書館本。昨年10月に予約してようやく手に取った。青山玄蕃が堤真一に思えてならず、セリフの箇所は堤真一の声と口調で聴こえてくる始末。面白い映画を観たというのが読後感。2021/05/04

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