グループサウンズ文化論―なぜビートルズになれなかったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050329
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0095

出版社内容情報

タイガース、スパイダース、テンプターズ……。
1960年代後半に絶大な人気を誇ったグループサウンズとは何だったのか。なぜ、彼らはビートルズになれなかったのか? 『アイドル工学』の著者が、グループサウンズの歴史的評価に挑んだ意欲作。
岸部一徳、近田春夫、宇崎竜童、すぎやまこういち、コシノジュンコほか、グループサウンズに関わった音楽家たち、影響を受けた世代との対談も収録。

内容説明

タイガース、テンプターズ、スパイダース、ワイルドワンズ、ブルー・コメッツ…。1960年代後半に大ブームを起こしたグループサウンズは“時代の徒花”だったのか?関係者との対話を通してGSの歴史的再評価に挑む!

目次

序章 グループサウンズはなぜビートルズになれなかったのか?
第1章 ステージの上から
第2章 GSが変えたもの、遺したもの
第3章 “異議申し立て”の時代に
第4章 未来へ―世代を超えるGS
終章 あらためて「グループサウンズの時代」を総括する―まとめにかえて

著者等紹介

稲増龍夫[イナマスタツオ]
1952年東京都生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京大学大学院社会学研究科社会心理学専攻修士課程修了。同大学社会心理学研究室助手、法政大学助教授などを経て93年より同大学社会学部教授。専門はメディア文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あるみの

3
私は90年代後半のV系バンドブーム世代なので、GSのベストアルバムを聴くと「前半は好みなのに後半になるとピンとこなくなる」という印象が多くて、それがずっと不思議だったのですが、この本を読んでようやく理解しました。GS世代の人にとっては当たり前の話かもですが、そういう背景があったのだなぁと勉強になりました。2023/03/18

いたち野郎

1
GSをめぐるさまざまな立場の方からGSを振り返ってもらう対談本である(超大物ばかり!)。インタビューの軸は、著者が主張する「GSは文化的に優れた面がありながら、なぜ未だに評価が低いのか?」というところになる。この趣旨が理解されぬまま脱線しているものも少なくないが、理解というのは脱線してこそ広がり、発見があり、深まっていく。ひとつの出来事であっても、立ち位置によって見解がまるで異なってくる。その後の当事者たちの変遷も大いに関係があるのだろうが…そして、巻頭カラーページのコレクションはすごいね。初めて見た。2021/05/27

chuji

0
久喜市立中央図書館の本。2017年12月初版。初出『中央公論』2016年2月号~2017年1月号 + 書き下ろし。GS全盛期はオイラの小学生時代でした。文化論としては読みやすかったし、面白かった。2018/02/26

Tatsuo Mizouchi

0
☆☆☆ グループサウンズはリアルタイムに経験してないけど昔から関心はあった。かなり音楽性にも優れていたようですね。2018/01/22

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