内容説明
荒野のごとき映画界を駆け抜けよ!裕次郎全盛の日活に入社、ロマンポルノへの路線変更を機に助監督からプロデューサーへと転進し、数々の話題作の企画を経て、出会ったのは相米慎二だった―。プロデューサー業の真髄と本懐と何か。日本映画史を彩った監督とスターの、いま明かされる秘話満載。
目次
第1章 助監督室って無頼の館―日活助監督時代
第2章 大胆不敵、試行錯誤―日活ロマンポルノ時代
第3章 別天地から吹いてくる風―キティ・フィルムへ
第4章 あいつの見えない船に乗って―相米慎二、最初の三本
第5章 映画にはない肌触り―一九八〇年代、マンガとテレビと
第6章 相米、夏に雪を撮るぞ―『雪の断章情熱』と『光る女』
第7章 花盛りの時代の心許なさ―アルゴ・プロジェクトの頃
第8章 あいつは命賭けてたようなところがあった―『お引越し』と『夏の庭The Friends』
第9章 時代の変わり目に居合わせて―ケイファクトリーへ
第10章 おまえの「生命力」に共鳴するうちに―エピローグ
対談 盟友プロデューサー、すべての始まり―黒澤満・伊地智啓
著者等紹介
伊地智啓[イジチケイ]
1936年生まれ。映画プロデューサー。60年に日活に入社。助監督を経て、71年にプロデューサーに転身。『花芯の誘い』(小沼勝、1971)で初めて「企画」としてクレジットされる。77年に日活を退社後は、セントラル・アーツを経て、78年にキティ・フィルム設立に参加。89年、岡田裕、佐々木史朗らとともにアルゴ・プロジェクト(後にアルゴ・ピクチャーズ)を創設。95年、ケイファクトリーを設立、社長に就任(2002年退社)
上野昂志[ウエノコウシ]
1941年生まれ。評論家
木村建哉[キムラタツヤ]
1964年生まれ。映画学、美学。成城大学文芸学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まさやん80
4310
ビーフハート