イタリアの鼻―ルネサンスを拓いた傭兵隊長フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050206
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0020

出版社内容情報

ウルビーノの領主の非嫡子として生まれながら、傭兵隊長として財をなし、画家ピエロ・デッラ・フランチェスカや建築家ラウラーナ、マルティーニを育て絢爛豪華な宮殿を建設。権謀術数渦巻く15世紀を生き抜いた一領主の生涯と功績から初期ルネサンスの光と影を描く。

内容説明

ウルビーノの領主の非嫡子として生まれながら傭兵隊長として財をなし、画家ピエロ・デッラ・フランチェスカや建築家ラウラーナ、マルティーニを育て絢爛豪華な宮殿を建設。権謀術数渦巻く15世紀を生き抜いた男の生涯と功績から初期ルネサンスの実態を解読。

目次

イタリアの鼻
ウルビーノ伯爵
鷲と鍵とティアラ
芸術と国家と戦争稼業
権力ゲーム
メタウロ川沿いの“小都市”
モンテフェルトロ対マラテスタ
芸術の支配者
都市という形をとった宮殿
戦争と平和
公爵
ヴィオランテの腕の中で

著者等紹介

レック,ベルント[レック,ベルント] [Roeck,Bernd]
1953‐。1986~90、ヴェネツイアのドイツ研究センター所長。1991~99、ボン大学教授。1999~、スイスのチューリヒ大学歴史学教授。ドイツの近世都市史から出発し、その後ルネサンス以降の美術研究と歴史学を重ね合わせた新分野を開拓

テンネスマン,アンドレアス[テンネスマン,アンドレアス] [T¨onnesmann,Andreas]
ヨーロッパの近世美術、特に建築史を専門とし、また文学についても造詣が深かった。学位取得後に4年間ローマで研究。1991年以降ボン大学、アウクスブルク大学を経て、2001年からチューリヒ・スイス連邦工業大学教授を務めた

藤川芳朗[フジカワヨシロウ]
1944年愛知県生まれ。横浜市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ik

4
ビスティッチに始まりブルクハルトにより普及した名君フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロのイメージを、史料の再検証を通して丁寧に解体していくのが非常に面白かった。それに合わせて、宿敵マラテスタのイメージも変更を余儀なくされる。しかし膨大な量の一次資料が破棄されてしまっていて、著者の主張も史料による裏付けをとることはこれ以上出来ず、その不確定性が公のイメージの神秘性をさらに増幅させているというのがまた面白い。横顔しか描かれていない隻眼の君主であるがゆえに、見えない側面に興味が湧いてしまう。2018/04/05

Abercrombie

0
初期ルネサンス時代のイタリアを生きた、小領主にして傭兵隊長、文化芸術の保護者フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの一代記。2人の作者により、政治・戦争パートと文化芸術パートが交互に語られる構成。義弟を暗殺し領主の位を簒奪した主人公が、卓抜した政治感覚で五大勢力(教皇領、ナポリ王国、ヴェネツィア、ミラノ、フィレンツェ)の間を巧みに泳ぎまわってゆく政治・戦争パートはとても面白いが、専門用語だらけの文化芸術パートは正直ちんぷんかんぷんで退屈。途中から読み飛ばしてしまった。2018/02/17

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