呉漢〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050190
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

皇帝に即位し、洛陽を首都にさだめた光武帝・劉秀。しかし、いまだ長安では更始帝が、西方では公孫述がそれぞれ天子を自称していた。群雄割拠のなか、将軍の最高位・大司馬となった呉漢は、知力をめぐらせ、兵を進めるが……。天下平定に向けた14年にもわたる熱き戦いの日々を描く!

内容説明

雲に梯子をかけることはできるだろうか。光武帝劉秀が行った、中国全土統一、後漢建国事業。天下の平定と、光武帝のために、すべてを捧げた武将・呉漢の生涯を描く!

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

34
それにしても困った時の呉漢のように休む間もなく闘い続ける呉漢。劉秀がいい人でなければまるでブラック企業の幹部のような働かされ方をしているぞ。2018/01/08

イノ

32
後漢、創業の大将軍 呉漢。光武帝が即位して呉漢が死するまで大将軍のままその任に有った。乱れきった赤眉の乱を収集し後漢帝国を創業する光武帝の名声の影にあって、その功績は殆ど知らなかった。大将軍で有りながら功績で綺羅星のごとき功臣が多く有り、戦術では目覚ましい活躍をする部下も多かったのに、呉漢は常に軍事の最高位を与えられ守り抜いたのは何故か不思議に感じるところだが、光武帝の凄みが呉漢を通して染み渡るような後半は大きな感動が押し寄せた。2018/07/01

pohcho

28
下巻は皇帝となった劉秀が中国全土を平定するまで。ひたすら戦い続ける呉漢。登場人物がやたらと増えてきて読むのに苦労したが、戦の場面はやはり面白い。物事の本質を見通す力を持つ劉秀や呉漢に対して、常に功をたてていることをアピールするが実はあまりたいしたことをしていない蓋延など、戦い方にも性格が出ていて興味深かった。2018/01/24

Nazolove

23
やっぱりちょっと合わないまま読了。 なんとなく昔の故事成語があって中国は故事成語がたくさんだな、と思った。 ちょっと淡々として話が始まり話が終わったので起伏がほしい物語であった。 ただ版画がなかなかいいので版画目当てに読んでみるのもいいかもしれない。(物語の面白さはそれぞれになるかもしれないけど)2017/12/02

hideo

21
後漢創世記の大司馬、呉漢の物語。路傍の石がいつか黄金になる時が来る。そんな信念に貫かれた物語だが、上巻に比べ下巻は物語の起伏が少しおちるのが残念。2018/08/12

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