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出版社内容情報
未知の大陸「アメリカ」発見まで古代から人類の世界観はいかに変遷してきたか。地図作製の壮大な歴史を辿る貴重な図版多数収録。
内容説明
“ヴァルトゼーミュラー世界図”と地図製作術をめぐる歴史の万華鏡。思捜家の洞察、探検家の記録、宗教観、帝国の野望―貴重な古典地図、図版多数収録。
目次
第1部 旧世界(マシューの地図;神の天罰;世界を記述する;大洋の向こう;見ることは信じること)
第2部 新世界(再発見;賢人プトレマイオス;フィレンツェ人の世界観;未踏の大地;アフリカの大地へ;学者たち;嵐の岬;コロンボ;提督;キリストを運ぶ者;アメリゴ)
第3部 新旧世界の融合(ギムナジウム(学舎)
果てのない世界
その後の世界)
著者等紹介
レスター,トビー[レスター,トビー] [Lester,Toby]
1987年にヴァージニア大学を卒業後、様々な国際援助活動に従事。95年以降に編集者として活躍するほか、「アトランティック」「ボストン・グローブ」「スミソニアン」「ロンドン・タイムズ」「ハフィントン・ポスト」等に執筆。2009年に発表した『第四の大陸』はデビュー作であり「ニューヨークタイムズ」「ワシントン・ポスト」「サンフランシスコ・クロニクル」などで絶賛さされた。ボストン在住
小林力[コバヤシツトム]
1956年長野県生まれ。科学史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AR読書記録
5
新大陸を初めて“アメリカ”と呼び、またアジアの西の端と思われていたそれが独立した大陸であると認識される前に、すでに四方を海に囲まれた大陸として描いた謎の地図、長年幻の地図として探し求められ、ついにドイツの古塔の屋根裏部屋から発見され、最終的にアメリカ議会図書館が10億円超という金額で購入した、ヴァルトゼーミュラー世界図。もうこの導入だけでわくわくが止まらないですが、本編にはいると時代は遡り、中世のキリスト教の世界認識による素朴な地図から話は始まる。そして紡がれる(西洋人の)“世界”を見つける旅路。激面白!2015/11/04
cocolate
1
これは書店で目撃した瞬間に買いました。他の積読本を蹴散らして、先に読んでしまいましたが、これは今年のマイベスト10に入りそうです。古い地図をみるとワクワクしてしまう。”アメリカ”という名前の由来が単なる人名ではない、ってところが印象的です。 南米西岸がいい線にみえる。海峡を抜けた奴がいたのでは・・・。2015/09/23
はと
0
★★★★2016/10/11
naoto
0
面白かった。世界地図制作者と探検家のオールスターキャストって感じで…ただ、よくあるヨーロッパ限定ではあるけど。世界一周のマゼランはあまり地図制作には影響を及ぼさなかったのか…話がその時代まで行かなかったからかな、出てこなかった。アメリカ大陸西海岸と太平洋の発見?は結構なもんだと思うけど。ヴァルトゼーミュラーね、ちょっと調べてみようかな。2015/09/20
takao
0
ふむ2025/02/03